見出し画像

【ビジネス】ビジネスの本質は原始時代にあり!?

こんにちは!
都内の某採用・組織コンサル会社勤務の奈良です。

今日は「ビジネスの本質は原始時代にあり!?」というテーマでいろいろ考えを整理してみようと思いこちらを書き始めてみました。

そもそもなぜこのテーマが気になったのか?

今回、なぜこのテーマを書こうと思ったかというと・・・

ちょうど先日、お客様から「学生の集客がなかなかできずどうしたらいいでしょう・・・」というお悩み相談をいただき、その際に、ご予算や採用要件および採用フローなどを踏まえ、ある媒体をご紹介した際にとても喜んでいただきました。

この瞬間を経験した際、ふと「ビジネスの本質って、なんかこういう瞬間だよなぁ」と感じました。

これらを果てしなく続けることができたらすごいことになりそうと直感的に感じたため、ふと「ビジネスの本質」を探究したくなり、こちらを書くことに決めました。

考えがまとまりきっていない部分もあると思いますが、多めに見てご覧いただけると幸いです(笑)

「本質」って何でしょうか?

みなさんは「本質とは何か?」と質問をされたら、どのように答えますか?

実はこの問いは、現職でご縁をいただいた著名な精神科の先生からぶつけていただき、自分がうまく答えられなかった問いの1つです。

その先生曰く、「本質とは”古来から変わらないこと”」だそうです。

文字で読んでしまうと当たり前の感じがしますが、自分がこの問いを出されて答えられるかというとできないなぁ~という類のもので、個人的には今年一番インパクトのあった問いと回答でした。

これらをいろいろ考える中で、自分なりにもう少し要素分解をした結果、
「本質=古来から変わらないこと×全員納得すること」
なのではないかと現在は考えています。

つまり、「どれだけ時代が変わっても普遍的なものであり、全時代で、すべての人が納得してしまうようなこと」なのではないでしょうか。

それだけ、本質とはシンプルなことなのだと思います。

ビジネスの「本質」とは?

では、本題となる「ビジネスの本質」とは何なのでしょうか?

これも先ほどの「本質」の定義に立ち返ると、歴史をさかのぼっていく中でヒントがあるはずです。ということで、いったん原始時代にタイムスリップしてみましょう。

原始時代におけるビジネスとは何か?

それは、「物々交換」だと思います。言い方を変えると「等価交換」です。たとえば食料と武器を交換する、といった具合です。

自分が持つもので誰かの「不足」を解消し、対価として自分の「不足」を解消してもらう。「支え合う」ということが当時のビジネスの在り方なのだと思います。

では、これが破綻してしまうのはどんなときか?

分かりやすい例で例えると「相手が持っている武器を手に入れるために、腐った食料を渡して武器を手に入れる」といったことなのだと思います。

つまり、どちらかが「利己的な目的」で相手と物々交換をすると、その関係にヒビが入り、関係修復は難しいものになるのだと思います。

原始時代であれば、最悪のケースは村から追放されて放浪の旅を余儀なくされたりするのではないでしょうか・・・。こわい・・・(;_:)

そして、日本にも古来から「村八分」という言葉があるように、信頼関係で成り立つコミュニティにおいて、信頼を壊す存在はコミュニティの危機にもなりえるため、排除されることになります。一度こうなってしまったら、この村に戻らせてもらうには相当な時間と労力が必要になります。

つまり、信頼をなくすのは一瞬ですが、その信頼を修復するのには多大なる時間と労力を要するということです。

だからこそ大事なことは「利己的な損得感情を優先せず、利他的な心で目の前の相手と等価交換をする」ということなのだと思います。そして、これこそがまさに「ビジネスの本質」の1つなのではないでしょうか?

ビジネスにおいては、価値を提供することで対価をいただきます。「価値」と「対価」の等価交換が成立することで強い信頼関係が育まれ、村で例えるとある種の「コミュニティの一体感」にまで昇華していきます。どちらかが目先の利益、目先の数字のために相手に関わると、一気にこの信頼関係は崩れます。そして、この関係修復には相当なコストが必要となります。

利己ではなく、利他。その心をもって相手と接することができるかどうか。小手先のスキル・テクニック・手法ではなく、「心の在り方」の中に「ビジネスの本質」はあるのだと思います。

ビジネスの本質は「自己犠牲」ではない。

ただ、一点注意すべきだなと思ったことは、ビジネスの本質を体現する中で「自己犠牲」な在り方では長続きしない、ということです。

先ほどの食料と武器の交換の例で例えてみます。

自分が肉一切れを持っています。武器を提供してくれる相手は、自分が持つこの肉一切れがどうしても食べたいくらい極限にお腹が減っています。

そこで、お腹が減っている相手のことを思い、自分が狩りに出かけ、大物を捕ってきてあげようと考えました。

一見すると利他的で素敵ですが、もしかすると肉食動物に自分が食べられてしまうリスクもありますし、無傷で帰って来られる保証もありません。しかも自分が狩りに出かけてエネルギーを消費し、結局何も狩れなければ、もともと武器と交換しようと思っていた肉一切れを自分が食べるなんて最悪の事態にもなりかねません。

つまり、ビジネスにおいても、自己犠牲的な在り方や、相手を想い過ぎての過度の奉仕は、逆にお互いが不幸になりかねないということを示唆しているのではないでしょうか。

だからこそ大切なことは、相手が期待している価値の100%、欲を言えば101%くらいの価値を提供し続けることが大事なのだと思います。

先ほどの例に例えるならば、肉に少しだけスパイスを振りかけてあげるだけで、きっと相手は大喜びのはずです。そして、大喜びしてくれた相手は、きっとあなたに感謝をし、人間としても信頼してくれるはずです。そして、自分も武器を手に入れられ、お互いハッピーな状態が創り出せるのです。

つまり、過度に相手に尽くそうとし過ぎることは、かえってお互いにとってアンハッピーな結果を招くリスクすら孕んでおり、大事なことは101%の価値を提供し続け、持続可能な信頼関係を「継続する」ことなのではないでしょうか。

冒頭で紹介したこの記事を書くきっかけになった僕の体験談も、僕自身はほとんど工数をかけていませんが、相手が期待している101%くらいの絶妙なラインの役に立つ情報を提供できたからこそ、感謝をしていただき、さらに信頼関係が強まったのだと思います。

信頼関係は一過性のものでは意味がありません。継続して初めて意味がありますし、信頼を取り戻すコストを考えると、細く長くでも継続できることが最も大事だと思いました。

クロージング

改めて、ビジネスの本質をまとめてみます。

ビジネスの本質=利他の心×等価交換×継続性(101%の価値提供の継続)

これなのではないでしょうか!今の自分が考えうる最大限で言語化してみたものになるのでもしかしたら粗はあるかもしれません。ぜひ「こういうのもビジネスの本質だよ!」というのがあれば、お気軽にお知恵をいただけると泣いて喜びます(笑)

また、少しでも共感いただけた方は、ポジティブな文脈でTwitterなどでこちらのnoteを感想や意見とともにシェアいただけるとめっちゃ嬉しいです!すぐに飛んでいきます!!(笑)

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?