高田泉

生まれも育ちも広島。 マガジン「沖縄移住失敗しました!」「高田泉の恋酒場」「詩集おんな…

高田泉

生まれも育ちも広島。 マガジン「沖縄移住失敗しました!」「高田泉の恋酒場」「詩集おんなのうた」2021年6月スタート★ 絵と詩も描くので、たまに絵や詩も添えます。 ↓今までの詩やエッセイはこちら 『ポエム酒場いづみ』 https://ameblo.jp/izumitakata

マガジン

  • 詩集おんなのうた

    アメブロで長年投稿していた「ポエム酒場いづみ」を2021年6月から、こちらにお引っ越しします。 心の中の影や底の部分を詩にして投稿します。 2021年中に三度目の自費出版「おんなのうた3」出版予定。 https://ameblo.jp/izumitakata ←過去の投稿 あなたとわたしの心のカタルシスになりますように

  • アートとスピのつれづれ日記

  • 高田泉の恋酒場

    ネットラジオで話す恋バナの下書きみたいなものです。オトナな話も書きます。 酒場でしゃべってるみたいに、話し言葉で書きます。 お酒のつまみに。 独りぼっちの夜に。

  • 沖縄移住失敗しました!

    生後半年の娘を抱え、家族3人で大好きな沖縄へ引っ越し! はじめての子育てを沖縄で!どうなる?! たった1年間で故郷広島へ帰った理由は?! 15年以上沖縄に通い詰めた沖縄病患者の著者が見聞き体験した、沖縄スポットやカルチャー、風習、子連れでオススメのスポット、そして基地問題や戦争の傷痕。多方面から沖縄をみた独断と偏見のエッセイ。

最近の記事

そのまんまで

今朝めずらしく 娘が号泣した 保育園に行こうと 階段を降りてるとき 急に顔を歪ませて ポロポロと泣き やがて絶叫 なにがそうさせたのか 聞いても泣くばかり 抱き寄せ 落ち着いたところで いろいろ聞いてみる 「一緒に階段降りたかったの?」 「抱っこしてほしかったの?」 「寂しかったの?」 「なにか嫌だったの?」 ふと思いついて 「プールが嫌なの?」 すると 深くうなずいた おとといから 保育園ではじまった プール 縦割りの保育園

    • ★一本のペンと一冊の教科書と一人の先生

      (7年前の今日書いたエッセイです) 今日は雨の中バイクを走らせ廿日市ホールさくらぴあへ。 戦場カメラマン渡部陽一さんが講演されるということで、飛んでいきました。 旦那さんも世界の貧困や戦争に関心があるので先に行ってて、会場満席だったためお互いバラバラの席で鑑賞。 すっごく良かった。 雨が結構強くて行くのめんどくさいな〜ってちょっと躊躇したけど、行ってよかった。 渡部陽一さん、テレビでみるまんまの恰好で、喋り方でした。 地球の写真、戦場で撮ってきた写真のスライドを

      • ★絵を描く理由

        心の中を見てほしかった 此処にいるって 表現したかった 海や花や生き物を描くと たいてい人に喜ばれたけど わたしが表現したかったのは 心の中で それじゃなかった 心の中をさらけ出して かき集めたから本にして そしたら なんと 命が芽生えた そばで眠るこの子の眼には まだ見ぬ世界がたくさんあって わたしもまだまだ見てない世界を 一緒に見に行こうと思う 描きたいものが 不思議と変わった 海や花や生き物すべて こんなにそばで溢れてるもの こん

        • ★信じるということ

          7月4日は、夫の姉であり、 わたしの友人Kちゃんの命日でした。 あれからもう9年。 早いな〜。 お墓参りは別の日に行くとして、 でも、ひょんなタイミングで、 お寺のイベントに誘われて、娘と行ってきました。 しかもそこが、なんとKちゃんが通ってたお寺で、 必然としかいえないめぐり合わせ。 熱海の災害のこともあるし、 その日は、祈る一日になりました。 夫にとっても、わたしにとっても、大切な日。 Kちゃんは人気者だったから、 きっと日本中の友達が、 彼女を

        そのまんまで

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        • 詩集おんなのうた
          11本
        • アートとスピのつれづれ日記
          10本
        • 高田泉の恋酒場
          2本
        • 沖縄移住失敗しました!
          1本

        記事

          ★ハガキアート販売します〜★

          色んな絵を ひたすら描けるわたし 絵を描くくせに 絵を買うことがなくて 好きな作家の絵も 買いたいと 思ったことがなく でも、ハガキなら 何度も買ったことある スペースとらないしね 壁にマステで ペタって貼れるし それで思い浮かべたのは たい焼き たい焼きって 一匹100円くらいだけど 手作りで おいしくて幸せになる そんな感じで 気軽に買えて ちょっと楽しめる そんな絵もあってもいい わたしはいわゆる 多作型の芸術家で とにか

          ★ハガキアート販売します〜★

          ★カントリーロード

          初めて来たのに 懐かしくなる 古びた細い道を行く 行けば行くほど懐かしくって まだ見ぬ景色も恋しく想う 道の途中で行き先示す 優しい人が教えてくれる 君がもともと居た場所は ずっと昔から君を待ってる 怖がらなくていいんだから そのまま真っ直ぐ進みなさい 忘れっぱなしの記憶が覗く 古本持って古着にサンダル そこはいつか来たはずの海 カモメが自由に飛び立つ海辺 わたしはそこで暮らしてた そんな胸騒ぎがするの いつの間にか隣には 髪の長い男が立っ

          ★カントリーロード

          ★流れ

          ありきたりだけど これまで巡り合った 沢山の別れと出会いの 流れの延長線上に 今があるんだと思う なるようになる 駄目なものは駄目だし 捩曲げようとするのは欲望で もし必要なら 自然と繋がったままだと思うから 焦ることも残念がることもないのかも 思い返してみて あの時のことは、このためだったんだと気づいた時 また誰かと出会って 別れることがあっても 寂しいだけじゃない 期間限定でも 楽しい時間を一緒に過ごせたなら それは記憶にしまって大事に

          ★戦争したくなる気持ち

          昨日の夜、夢を見た わたしは高校生で 友達と下校してたんだ 朝雨が降ったのか 傘を持って歩いてる 道路は濡れていたけど 空は晴れて気持ち良かった ふと通り過ぎたお店の前で 野良犬が二匹いた 強そうな野良犬が 弱そうな野良犬の首に咬みついていた 弱そうな犬の首は 血で真っ赤に染まってた 咄嗟にわたしは持ってた傘で その強そうな野良犬に向かって振り上げた すると その野良犬は 人間に変わった 目つきの悪い 怖そうなおじさんに変わった 手には

          ★戦争したくなる気持ち

          再生

          song never sung

          久々に寺島しのぶ主演映画「ヴァイブレータ」観ました〜! トラックに乗りこんだ女とトラック野郎が東京から新潟まで旅するロードムービー ロードムービーも大好きだし、寺島しのぶも大好きだし、大森南朋も大好きだし、エロもあり、切なくて、ちょい笑えてあったかい。 この映画の中で新潟のお祭りシーンが出てくるんだけど、たくさんのロウソクが雪景色の中に灯って、泣けるほど幻想的で、 そのシーンの時にこの曲が流れるんだけど、もうね、この曲も素晴らしい。 祈るような、優しくて切ない曲。 この曲をシーンと共に聴くためだけでも、この映画を観る価値あるくらい、いい。 人生色々ある。 情けなかったり、つらかったり、独りぼっちだと思ったり、自分以外のみんなが凄く見えて、自分だけダメダメだなと思ったり でも、だからこそ、 そんな感情やそんな経験があるから 素晴らしい音楽や物語や文化がうまれる わたしはこれからも ずっと そういうネガティブと言われる感情や経験も、 全肯定したいと思う。 夕焼けや夜みたいに 闇や影があるから この世界は美しい 強い光のすぐそばに 深い影があるからこそ 人は 歌を歌うし 物語をつくるし なにかを生み出そうと 思うんだから そんなことを思わせてくれるこの曲 Spotifyじゃ聴けないのが残念だけど You Tubeにあってよかった★ わたしが感じたように 誰かの心にも そっと寄り添いますように

          song never sung

          再生

          今、ここでぼーっとする

          昨日はひょんなことからお知り合いになったご夫婦の自宅へお邪魔してきました〜! 旦那様が脚本家で、奥様が朗読をされる素敵なお二人で、 原爆をテーマに創られた物語の動画をみせていただきましたが、もー涙なしではみれなかった。 朗読劇って、不思議。 読み手が演じてるのに、主人公はわたしのような気がして、まるで自分の体験のようにリアルに感じ取れる。 演劇と小説の両方の良さを兼ね合わせた感じ。 情景が浮かんできて、感情移入がするっとできてしまう。 もちろん、脚本と読み手の技

          今、ここでぼーっとする

          死刑囚の表現

          8年前に書いたエッセイですが、自分として印象的だったので、掲載させてください〜。 死刑執行の知らせは、その日の朝にくるらしい。そして、知らせを伝えられてからたった1時間くらいで執行されるという。 その日は死刑が確定されてから数年後の時もあれば十数年後の時もあるらしい。 明日かもしれない、明日かもしれない、という毎日を独房で生きる、生きた死刑囚の絵画展。 ずっと行きたいと思っていながら、鞆の浦で遠いしなかなか行けなかったんですが、カリンちゃんが観に行った感想を読んで背中

          死刑囚の表現

          蝶々

          蝶々はたましいをのせてひらひらと舞う お気に入りの音楽を聴きながら歩くと 空も草花もアスファルトさえも 天国のように光る 蝶々がわたしに近づいてくる 歩くのとおんなじリズムでひらひらと舞う ああ そうか 世界を美しいと思った心に寄り添っているんだ 家からお線香のにおいがしてくる 優しい澄んだにおい その家の周りを ひらひらと蝶々が舞う ああ そうか 亡くなった人が会いにきてるんだ ちいさなガジュマルの木に蝶々がひらひらととまる 花もないのに少しひ

          サイン

          朝日も夕日も 目に見えないもの 大きな存在からの サイン わたしも昨日 受け取った そのまま 進みなさい 応援してるから そう 言われた気がした おおきな おおきな ひろい ひろい 目に見えない存在から YES そう 言われた気がした あなたも サインを受け取った? きっと 受け取った YES そのままで 行きなさい そのままで 生きなさい 大丈夫 応援してるから そう あなたにも サインが 届いたよ #詩

          自信

          ある作家が エッセイのあとがきで 「自分に自信がないのは自分だけだと思っていた」 と書いていた 有名で才能あふれる彼女が まさか自信がないなんて 驚いた そして 思った わたしも自信がない わたしも自信がないことを わかってる人は どれだけいるだろう わたしは人が好きだから 誰かに会えただけで うれしいから いつも元気で明るい だから 自信がないなんて 気づかない人も 多いのかもしれない 誰かを励ましたり 元気づけたり 明るくいら

          夏至

          今日は 一年で一番 日照時間が長い日 パワーが 切り替わる日でもあるという 昨夜 ワイングラスの水滴を ライトにかざすと 新しい世界が見えた それは 夕暮れのような 朝焼けのような 眩しくて 神聖な世界 きっと こんなふうに いつだって 日常のなかに 新しい世界があって 気づいた人だけが そこへ行ける 古い荷物を手放して 新しい世界へ きっと こんなふうに いつだって わたしたちは 行けるんだ 目に見えないちからが 目

          違うことを誇る

          4歳の娘が通う保育園のクラスで、最近グループ分けして行動するようにしているという。 グループでかたまって座り、一緒に昼ごはんを食べる、みたいな。 一緒にいただきますとごちそうさまする、みたいな。 わたしの娘は、周りが揃うのを待っているらしい。 先生にそう言われ、 「そうですか」と笑顔で返したのだけど、 それって、喜ぶことなのか? うん、社会性というか、協調性というか。そういうのが育まれてるってことなんだろう。 でも、わたしはなんだか違和感を抱いた。 いや、別に保育

          違うことを誇る