11年イジメられ続けたオタク男子が強くなり人助け出来るまでになった話(小学生編)


子供時代って大きく分けて3種類の人間に分類されると思います

1つ、いじめっ子
1つ、いじめられっ子
1つ、上記を傍観する子

ごく稀にいじめられっ子を助ける存在が現れますが、これは本当に稀なのでまずないと思った方がいいです。


俺は4歳で保育園に入りそこから15歳で中学校を卒業するまで、学校に行かない日を除き、毎日いじめられてました
これは俺、タカハシタカシ(略してタカタカ)が、いじめで記憶喪失になったり不登校をしたり生きているのが嫌になった11年間を記したものとなります
多分楽しい話ではないです
しかし、この11年間があったからこそ、今の強い自分があるのだと実感しております

今いじめに苦しんでいる方
いじめの被害にあって悩んでいる親御さん
いじめを憎む全ての方への励みと力となればと思い書き上げました

物書きは上手な方ではないし、わかりにくいところ多々あるかとは思いますが、どうか最後まで読んでいただけると大変うれしいです。


はじまりは保育園の砂場遊び
みんな人気だった新幹線のおもちゃがあったんです
俺は誰よりも早く砂場へ駆け込み、この新幹線のおもちゃで遊ぶのが楽しみで仕方ありませんでした

砂場で使えるおもちゃは早い者勝ちで手に入れることができると言う決まりだったので、急いで砂場に向かいそのおもちゃで遊んでいたのを覚えています
ある時体の大きな子がかなり遅れてきたけど俺が持っていた新幹線のおもちゃを奪おうとしました
俺はそれに抵抗し『いやだ!』といったところ、その体の大きな子に殴られ新幹線のおもちゃを奪われました

それを保育園の先生に言ったところ、傘ないタカタカくんが悪いとなりました。

ここから保育園の中でタカタカは殴れば言うことを聞くと言う風潮になり、思えばここがいじめの開始だったような気がします…


保育園で無事に村八分を喰らい、割と嫌われ者だった俺は小学校に上がってもやはりいじめられました

このぐらいの子供になると何が良い何が悪いというのがわかるようになり、集団心理的な強い子がこう言うから右にならえみたいな風潮も生まれ始めます
子供の頃自分はドモリが結構酷い子供でした

『ぼぼぼーくね』

みたいな感じで

子供と言うのはこいつ変わってるなと思うとそれだけでいじめの対象にします
地域的な意味で同じ保育園だった子供はほとんど同じ小学校に集まってました
保育園の頃にいじめてきていた奴らも同じ小学校にいました
さらに不幸なことにそのいじめっ子たちは全員同じクラスになってました

ここから小学校地獄の6年間が始まりました

まず投稿すれば必ずと言っていいほど殴られます
トイレで大便をすればほぼ必ず上から濡れたティッシュを投げ入れられます

ここでミソなのが、直接ホースで水をかけるわけではなく、濡れたティッシュと言うところがミソです
これこうやって読んでるだけだと降らないしたいしたことないと思うじゃないですか
代弁に入るたびこれをやられると当時心が弱かった自分にとっては結構なダメージでした

そして大便を終えて教室に帰れば必ず指をさされ言われます

『ウンコマンだ!!きったねえ!!』

クラスのほぼ全員がこちらを向きます
そしてほとんどの子がクスクス笑います

このくらいならまだ良かったのですが、トイレに入ったときにいじめっ子たちと出くわすともう大変です
とりあえず壁の奥に押し込まれる
そして殴られる蹴られる
この時最低でも相手は2人います
1人が羽交い締めにし、もう1人が殴る蹴るをくり返します

泣きながらやめてといいます
泣けば泣くほどいじめっ子たちは楽しそうに笑います

『なんでこんなことするの?!』
『殴りたいからだよ!』

段々と自分が生きてる意味とか育つにつれて考えるじゃないですか
小学校低学年の自分も考え始めたんですよね

その、生きてる意味ってのを考えだしたのを、教科書だったかノートだったかの片隅に書いたんです
それがいじめっ子達に見つかったんですね

『お前が生きてるから、病気がある、戦争がある、泥棒がいる、地震火事が起きる、人が死ぬ。お前が死ねば世界は平和になるんだ早く死ね』

ほぼ毎日こう言われるようになります

言われるたびに傷ついた顔をしていたのでしょう
実際凄く辛かった
自分は生きていてはいけないんだ…

そう思うようになった小学生三年くらいの時に、3歳から祖父母に預けられてた俺は、この悩みを祖母に打ち明けました

すると激昂ラージャン(モンスターハンターやってる人しかわからないネタw)のように怒り狂った元ヤンだった祖母は学校へカチコミ
これで治るか?治るわけないんですわ
それどころか猛烈に悪化

小学四年の時の運動会
生徒が校庭に並べた椅子に座り出番を待ってる間にいじめっ子のデブが突然こちらの背中を蹴り始めた
それをみた祖母が逆上

『お前何してんだ!』
と怒鳴ると、それにいじめっ子が言うた
『五月蝿えぞババア!殺されてぇか!』

これを書いて俺ブチギレ…手に持ってた水筒でいじめっ子の頭を強打
すかさず椅子を持ち上げ椅子で殴る

運動会は騒然として、のちに俺が悪者になりました
人の輪を乱した
みたいな

先に蹴ってきたのは向こうなのに
お婆ちゃんを殺すとさえ言ってたのに

俺は学校に頼るとかって考えがもう一切湧いてこなくなった
真実がどうとかより、わかりやすい目先の方が注目される…なら真実なんかどうでも良いじゃん

この時、誰かに頼るってのをさない自分がなんとなく出来上がった気がする。

頼れる大人が近くにいるってマジで子供には重要ですよね…

そんな感じで小学校は卒業まで、毎日誰かに殴られる
たまに無事な日もあるけど、あんま無かったです。

なんのために学校に行くのか
殴られて蹴られて悪者にされて虐げられるためにいく学校がとにかく大嫌いだった

イジメなんて長くは続かないよ!
中学に上がったらきっとなくなるよ!

そう思ったそこの貴方。
是非、次の、中学生編を読んでみてください。

そう思った貴方の考えは完全に覆ります。

小学生編はここまでです
これでもかなりまとめるために省いたところはございます。
こんなの甘い!!俺はもっと酷かった!!
こんな辛い目に遭ってたのか

色んな意見感想あるかと思います。
どんな感じ方を下にしろ、それは貴方の感想です。
誰も否定はできない。同時に肯定しないといけない義務もありません。

ここまで読んでくださってありがとうございます
次は中学生編です

全四編で構成しようかと思ってます

中学生編までは、ハッキリ言って絶望感しか無いと思います

しかし、全部読み終わったら、きっと人生に希望が持てると思います。

それでは、中学生編でまた会いましょう…


著者
高橋崇志

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