一人のときは我慢していたことを今日は一つ発散できた。

新宿の紀伊国屋書店に入っているお茶屋さんで売っている、ほうじ茶ソフトクリーム。メニューに載っている茶色いソフトクリームの写真を見たときは、チョコレートだと思ったけど、よく見てみるとほうじ茶だった。

前に本を買いに行ったときに見かけて、食べたくて食べたくて、しばらくお店の前で立ち止まって悩んでいた。だけど、万年ダイエッターの私はカロリーと糖質のことを考えて、また今度旦那がいるときに一緒に食べよう思って我慢することに。

そうして一か月後の今日。朝から暑そうだったので、家で甲子園を観て、昼からプロ野球を観て、夕方になって家を出た。

新宿駅に着くころには、もう夕方の5時くらいだったけど、地上に出るのをためらうほどに暑かった。

紀伊国屋までは駅から歩いて2、3分で着くほど近いのに、額には汗がにじんでいる。旦那の腕もなんだかぬめっとしていた。

お店に到着して、私は迷わずほうじ茶ソフトクリーム。最初は二人で半分こして食べる予定だったけど、旦那も食べたくなったみたい。「一人で一つ食べれる？」と聞かれて、結局、ほうじ茶とミルクの二つを買うことに。

店員さんから渡されたソフトクリームはツンッと角が立っていたけど、外の暑さですぐにジワッと汗をかいたみたいに溶け出した。
なんだか夏っぽくて凄く美味しそう。スプーンですくって口に入れるとひんやり冷たくて、ほうじ茶の苦みと少しの甘みが合わさって、笑顔もとろける味だった。

大して歩いていないけど、汗をかいて疲れた身体にもう少し甘いものが欲しくなって旦那のミルクをすくってパクリ。ほうじ茶とミルクが口の中でミックスされて優しい味になり、益々とろけた。

二人で食べるソフトクリームは二度おいしい。
我慢して待っていて良かった。

ガリガリと気持ちの良い音を立てるワッフルコーンも合わせると三度美味しいかも。