【エッセイ】日常を作る人を助手席から眺めて
今日、雪が降りはじめた頃。
街灯の下で、郵便局員さんが
ポストの中身を回収していました。
灯りがふんわりつきはじめて、
その光はなんともスポットライトのようで。
働く姿がなんだか、かっこよくて。
しかし国道を走る車たちは
ササーッと過ぎ去ってしまう。
誰も見向きもしないです。
当たり前っちゃ、
当たり前なんですが。
何もなかったかのように
その一瞬は終わりました。
郵便局員さんを撮るのは
盗撮になってしまうので、
その時の景色だけ。
助手席で退屈してる合間に見た、
ほんの一瞬のなんか、
心を揺さぶられた時間でした。
社会って、一人一人がすごいなぁ…と。
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