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オールジャパンの幻想

おはようございます!
 
また半導体の会社が新設されます。
 
トヨタ、NTT、ソニー、ソフトバンク等
多数の日本企業?が
名をつらねています。
経済産業省も
全面バックアップとのことです。
 
既視感は拭いきれず、
今までの失敗の総括が何で、
それをどう克服しようとしているのか
私には見えません。
 
半導体に限らず、
官僚の方が絡むと、
オールジャパンというフレーズが
よく出てきます。
 
私も何回か関わりましたが、
うまく行った経験はありません。
 
1番の原因は、
リスクをとって責任をとるという人が
いないことだと思います。
ヒリヒリするようなリスクをとっている人が
意思決定しなければ、
ことはなし得ません。
 
戦後は、官庁が責任者だったと推測します。
それに、復興をかけた私企業が
ついていったのです。
「官僚たちの夏」に
書かれているような世界です。
 
今はそのような力は官僚にはないでしょう。
扱う金額は年々増えても、
大学生たちの就職先としても
人気は凋落傾向です。
途中で辞める人も少なくありません。
 
国際化を図る企業は
日本のことだけ考えて
行動することはありません。


国際化した株主が
意思決定権を握るのです。
税金の安い国に
拠点を移したりもするのです。


日本のためにと思う気持ちに
嘘はありませんが、
会社の仕組みが国際化しているので
行動は日本のために
とばかりにはなりません。


ゆえに、
国家と企業が対立構造にある
といわれるのです。
 
日本で何かを成したいとするならば、
オールジャパンではなく、
世界の企業を呼び込めるような施策を
打つべきと私は思います。
その中で、
少し日本に得があるような仕組みを
入れ込むことです。
 
そうでなければ、
習近平のように
国が私企業を抑え込むのです。
 
オールジャパンはよく言えば中庸、
悪く言えば中途半端です。
 
オールジャパンを掲げても、
企業は損をしないよう
いっちょ噛みのように
保険をかけるだけだと私は思います。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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