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映画「空母いぶき」を観た

おはようございます!
 
観てよかった。
 
がっかりするだろう
と思って観ないままでしたが、
何気に観る機会がありました。
 
戦争の話です。
 
日本が攻撃され、島を占拠され、
それに立ち向かう話です。
 
結論から言うと、
相手を完膚なきまでは叩かずに、
五分五分に終わらせる戦いです。
 
こちらも戦死者が出る。
 
やらなければやられる。
 
その切迫感と正当性が
厳然と目の前にあります。
 
そして、その手段もある。
 
しかし、相手を完膚なきまで叩いたら、
恨みを買い、その後の反撃が必ず来る。
仮にその場で何もなくても、
将来に恨みを残してしまうので、
戦争の悪循環は避けられません。
 
瞬時にその判断をするは難しい。
 
両者五分五分で終わらせる努力
というより胆力が必要だと思いました。
 
それも、日々の訓練で培われる胆力です。
 
人は、自分が正しいと思うと鬼と化します。
そうならないギリギリの判断。
そのために、日々鍛錬を積む。
 
その価値はとても大きいと思いました。
 

 
学校でも教えるべきでしょう。
五分五分に持ち込み、
それを最高のものとして価値づける。
 
好き嫌いがあっても、
隣人とは暮らしていかなければ
なりません。
 
これは、スポーツマンシップとも違います。
力の限り戦って、終わればノーサイド
という考え方ではありません。
スポーツで教えられるテーマ
ではありません。
 
勝負をつけない知恵です。
 
前京大総長の山際先生は、
ゴリラの研究をされていて、
ゴリラはサルと違って
勝負をつけないと話していました。
 
ゴリラに通じる世界です。
 
五分五分の大切さを教えないと、
簡単にイキった奴らが
跋扈し始めます。
 
ウクライナとロシアを見ていても、
五分五分は至難だと思います。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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