映画「空母いぶき」を観た
おはようございます!
観てよかった。
がっかりするだろう
と思って観ないままでしたが、
何気に観る機会がありました。
戦争の話です。
日本が攻撃され、島を占拠され、
それに立ち向かう話です。
結論から言うと、
相手を完膚なきまでは叩かずに、
五分五分に終わらせる戦いです。
こちらも戦死者が出る。
やらなければやられる。
その切迫感と正当性が
厳然と目の前にあります。
そして、その手段もある。
しかし、相手を完膚なきまで叩いたら、
恨みを買い、その後の反撃が必ず来る。
仮にその場で何もなくても、
将来に恨みを残してしまうので、
戦争の悪循環は避けられません。
瞬時にその判断をするは難しい。
両者五分五分で終わらせる努力
というより胆力が必要だと思いました。
それも、日々の訓練で培われる胆力です。
人は、自分が正しいと思うと鬼と化します。
そうならないギリギリの判断。
そのために、日々鍛錬を積む。
その価値はとても大きいと思いました。
*
学校でも教えるべきでしょう。
五分五分に持ち込み、
それを最高のものとして価値づける。
好き嫌いがあっても、
隣人とは暮らしていかなければ
なりません。
これは、スポーツマンシップとも違います。
力の限り戦って、終わればノーサイド
という考え方ではありません。
スポーツで教えられるテーマ
ではありません。
勝負をつけない知恵です。
前京大総長の山際先生は、
ゴリラの研究をされていて、
ゴリラはサルと違って
勝負をつけないと話していました。
ゴリラに通じる世界です。
五分五分の大切さを教えないと、
簡単にイキった奴らが
跋扈し始めます。
ウクライナとロシアを見ていても、
五分五分は至難だと思います。
今日もよろしくお願いします。
安島
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?