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団塊の世代

おはようございます!
 
火葬場が足りないそうです。
 
なくなってから7日、時には10日も
待たされることがあるそうです。
 
ふと、団塊の世代を思い出しました。
 
2025年には
すべての団塊の世代が
75歳以上の後期高齢者になり、
医療費が膨らむとされている問題です。
 
この世代は、火葬場もお墓も
少なくなるのでしょう。
 

 
団塊の世代の女性に
話を聞いたことがあります。
 
大変ですねと言ったら、
生まれた時からずーっと
頭数が多いと言われてきたから、
慣れていますと
けろっとおっしゃいました。
 
学校では校舎が少ないと
プレハブに押し込められました。
 
大学進学は狭き門と言われました。
就職は買い手市場でした。
結婚式場も足りないと言われました。
子供が生まれたら、
幼稚園、保育園が足りないと言われました。
 
これからは、老人ホームが足りなくなり、
火葬場に並ばなければならなく、
お墓もそうなのでしょう
と笑っていました。
 
団塊の世代の立場に立てば、
確かに一生こうした話が
付いて回るのだから、慣れっこなのでしょう。
 
だから、いつも先を読んで
準備する癖もつくそうです。
 

 
これからは終活だとのこと。
 
身の回りを整理し、
亡くなった後のことも
子供の迷惑にならないように
しておくのだそうです。
 
余計なことと知りながら、
葬式くらい準備せずに
残された若いものに任せたらよい
と私は思いました。
 
人が死ぬという出来事は、
本人には関係なく、
残された人たちのものです。
 
当人は死んでしまっていて、
何もできないのですから。
 
残された人たちが、
驚き、慌てて、準備をするのです。
そして葬式が終わると、ふと思い出して、
少し反省をしたりしながら、
次のステージに進んでいくのです。
 
その通過儀礼を
なくなる人が奪うことはないでしょう。
残った人に慌ててもらうのがよいはずです。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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