イロイロな気笛

気笛は乗務員に与えられたある種のコミュニケーションツールだ。
鳴らす理由、鳴らす場所、鳴らし方などによって気笛と一言で言っても割とイロイロな気持ちが込められている。
「気笛合図」なんてのも規則で定められており、係員同士がコミュニケーションを取るために鳴らす気笛もある。

あ、気笛は「汽笛」とする方もいらっしゃるけど、弊社では「気笛」なので、こう表記します。

話を戻して…

まずは良く駅で耳にする「危ねぇよゴラァ」という気笛。
電子ホーン(正確にはアレは気笛ではない)の時もあればガッツリ踏み込んで文字通りブチ鳴らすことも多々。
何気に怖いのが、対向電車からダッシュで降りてきた人。降りたばかり故に駅の接近放送は聞こえていないのでこちらが進入してることに全く気がついていないことが多く、1人でも追い抜くべくホーム端ギリギリをダッシュしているので本当に危ない。遠目から一発、それでも退かなきゃ真後ろで一発。
何より周りの人がビックリしちゃうので、ホーム上で鳴らされる行動はお控え頂きたい次第である。

お次は、これも良く聞きますかね、子供たちへの「バイバイ〜」という気笛。
特に陽気の良い週末に電車ウォッチスポットが連続する区間を走ると、何回鳴らすんだってぐらい鳴らす日も。
電子ホーンで返す人が多いけど、私はちゃんと踏み込む派。とは言ってもビックリさせては悪いので「ファンッ」と、車で言うところのサンキューホーン的な鳴らし方をする。
ちなみに、特急だと「ピャーッ」と気笛を鳴らすよりミュージックホーンの方が喜ばれるが、たまにスイッチを切り替え忘れてフツーの電子ホーンが鳴ってしまうことがあるのはお許し頂きたい。
(運転台にミュージックホーンと電子ホーンを切り替えるスイッチが付いていて気分とか好みとか場所や時間帯で変えられます)

まだまだ色々書きたいことはあるけれど、多すぎて収拾がつかなくなる気がするのでこの辺で。

何か聞きたいことがあれば、コメントなりTwitterにリプ飛ばしてください。

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