発達段階と転職マッチング

私はかねてから、企業と人材のベストマッチングを実現するには、発達段階というコンセプトを含める事が効果的だと考えています。

(発達理論に関する記事はこちらが分かりやすいです https://diamond.jp/articles/-/95841 )

私自身、企業と人材のマッチングをする際は、

・組織の発達レベル(主に社長など経営陣の発達段階に準じている)

・人材の発達レベル

を合わせるようにしています。

スキルや経験だけのマッチングではやはり社風とのミスマッチが生じがちです。

価値観という軸も考えられますが、価値観というものは比較的意識の表層に出ている者で、同じ価値観でもどういった意識構造から発生しているのか、で違いが出てくると考えています。

なので今のところは、発達段階という指標を使って、その人材がどういった組織だと能力を発揮しやすいか、を考えるようにしています。

そんな中、転職相談を乗っている中で興味深い気づきがありました。

大企業で経験している若手人材が、もっと成長出来る環境を探しているという相談です。

いくつか案件を紹介したのですが、興味を持つ企業が第4段階に相当するような会社が中心。第5段階、または第4段階の後半に属する会社には興味を示さなくて。

ここで仮説なのですが、自分が成長したいと思った場合、自分より少し上の発達段階の会社に興味を持つのかもしれない、と。自分より大きく発達段階が高い企業には、あまり魅力を感じない(その景色がまだ自分事として見えていない)のかなぁ、と。。

そしてもし成長を志向していなかったら、今と同じ段階の企業の中で選ぶ、と言う事もあるかもしれません。


これは今日の気づきなので、仮説として、今後もう少し考察を重ねていこうと思います。





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