本音をいうことの意味

 僕は社員達に言ってるけど本音を隠す人は嫌い。これはハッキリ言える。ほかの人はわからないが、僕は本音を隠す人とは怖くて近くで仕事したくない。裏で何考えてるかわからない奴、誰だっていやでしょ。

だから、僕に本音を言えない人は辞めてくださいといつでも強く思ってる。どんなに優秀でも。これは最重要!

ただ、いつでもどこでも本音言えばいいかというとそれも違う。 本音を言うべきタイミングというのはある。 デブにデブですねと皆の前で言っちゃダメでしょ。 それは本音というより無神経と言います。 言うべきタイミングを考えて相手への敬意を忘れずにきちんと本音を伝える。 それでも衝突することはありますよだって人間だもの。 相手にだって別の本音があるんですから。 大事なのはそこでどう折り合わせるかですよ。

折り合いとつけるとは、たとえば2つのものを同時に欲しがったらどうフェアに分け合うかの話。誰かの希望が100%通るなんてありえないのが世の中なので。でも、折り合うにも本音が伝わらないことにはどうにもならない。

人生短いので腹のうちの探り合いなんてやってる余裕ない。アナタ何したいの?僕はこうしたいけど、一緒にやる?やらない?どっち?あなたは何したい?そのために僕は何の力になれる?
折り合えば力あわせるし、そうでないなら離れればいい。 それだけだ。

世の中にはよく、誰かに本音を言って衝突したからもう言わないとかいう人がいるけど、幼稚すぎるとしか言いようがない。 それで隠したら、ではうまくのか?たとえそれで表面的に衝突が減ってもその分溝が深まるだけではないのか? それがあなたの望みか?あなたはそうまでしてなぜその人の近くにいる?

え?他に行ける場所がないから?
今はそこにいるのが都合がいいから?

それ、めっちゃズルくないですか?
そいつに依存しながら、そいつに背中向けてるってこと?

僕の周りでも、そこの道理が理解できずに本音を隠すようになった人は確かにいる。でもそういう連中は結局離れてった。 本当ならそういうのはこっちから追放したかったが、今の世の中ナカナカそうもいかんので、ずいぶん不毛な時間をともに過ごした末のこと。

本音をちゃんと出した結果、利害が折り合わなくて離れた相手とは、また折り合うようになれば再び手を組める。 でも一度本音を隠すようになった相手とは、二度と力を合わせることはない。だって利害が合わなくても状況が変われば合うかもしれないが、信頼できなくなった相手とは力を合わせようがないから。
あなたはどちらがいい?
あなたの人生はあなたのもの。目先のことのために、信頼できない人に背中向け続けることに、貴重な人生を割きたい?
ぼくはまっぴらごめんだ。

たとえ衝突することがあっても。勇気を出して腹の内をさらけだしあえる人と近くで仕事をしたい。人生は貴重だから。信頼しあえる人だけを大切にしたい。結局長くつきあえてる人はそういう相手ばかりだと思うから。

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