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#22 【Teams・SharePoint・PowerPoint】予定表の共有方法

 皆さんの所属する学校では、働き方改革の推進に向けてどのような取り組みをされているでしょうか?私たちの学校では、これまでその日の予定を職員室のホワイトボードに手書きしていましたが、そのために毎日手間がかかるだけでなく、職員室以外で確認できないという不便さを感じていました。そこで、今年度からは大型掲示装置を職員室に設置し、予定表を映し出すことにしました。
 今回はMicrosoft TeamsSharePointPowerPointを活用した予定表の共有方法についてご紹介いたします。上記のアプリを活用することで、より効率的に予定を管理できるだけでなく、職員室以外でも確認できるという利便性も向上することが期待されます。

1 職員室に大型掲示装置を設置するメリット

1日の予定や出張等を掲示

①情報共有の容易化
 教職員が掲示板上で情報を共有することで、必要な情報にアクセスする手間が省けます。また、掲示板上で情報を共有することで、情報の不備や漏れがなくなり、円滑な教育活動が可能になります。

②スケジュールの把握が容易化
 共有された予定表を確認することで、教員のスケジュール管理が容易になります。掲示板上で予定を共有することで、各教員のスケジュールのぶつかり合いや空き時間を把握することができ、スケジュールの調整がスムーズになります。

③リアルタイムな情報伝達が可能
 掲示板上で情報を共有することで、リアルタイムな情報伝達が可能になります。例えば、急な授業変更や連絡などにも対応できます。

④非効率的な紙媒体の削減
 従来の紙媒体での情報共有では、情報の管理や更新が手間がかかり、非効率的です。掲示板上で情報を共有することで、紙媒体の使用を削減し、環境にも配慮できます。

2 SharePointを活用するメリット

TeamsにSharePointページを追加した画面

①リモートワークの促進
 SharePointはクラウドベースのサービスであるため、インターネットに接続された任意の場所からアクセスすることができます。これにより、教職員が教室や自宅など職員室以外の場所にいても、共有された予定表をリアルタイムに確認することができます。

②モバイルデバイスからのアクセス
 SharePointはモバイルデバイスにも対応しています。これにより、教員がタブレット端末やスマートフォンなどから共有された予定表を確認することができます。例えば、授業中や移動中にも、教員は共有された予定表を確認することができます。

③スケジュールの把握が容易化
 共有された予定表をクラウド上で管理することで、教員のスケジュール管理が容易になります。例えば、教員が自宅や外出先から共有された予定表を確認することで、スケジュールの調整や予定の変更に対応することができます。また、掲示板上で共有された予定表は、教員同士が共有することができるため、スケジュールの調整が円滑になります。

④バージョン管理が容易化
 共有された予定表は、クラウド上で管理されるため、バージョン管理が容易になります。教員が共有された予定表を更新すると、自動的にバージョン管理され、過去のバージョンに戻すこともできます。また、共有された予定表に誤りがあった場合にも、誰でも修正することができます。

3 予定表の作成・共有方法

①予定表の作成
 PowerPointを使用して1日の予定を作成します。職員室にある大型掲示装置には、このスライドを表示しておきます。また、作成したファイルは誰でも編集可能なフォルダに保存してください。具体的な手順は、「校務のクラウド化」の記事を参照してください。

②「SharePointページ」追加
 Teamsに「SharePointページ」を追加します。Teamsの上部にある「+」ボタンをクリックし、「SharePointページ」のタブを追加します。

 次に「ホーム」を選択します。

 SharePointの編集画面になるので、「ファイルとメディア」をクリックし、作成したPowerPointファイルを追加します。

③予定表の確認
 
Teams上部には「ホーム」タブが追加され、職員室の大型掲示装置で表示されている予定表をどこからでも確認することができるようになります。

 「SharePointページ」はチャネルごとに追加することが可能です。私は「連絡事項」というチャネルを作成し、タブを追加しています。

4 おわりに

 今回は、学校での働き方改革の一環として、職員室に大型掲示装置を設置し、予定表を共有する方法を紹介しました。大型掲示装置の導入により、情報共有やスケジュール管理が容易になり、リアルタイムな情報伝達も可能になりました。さらに、SharePointを活用することで、リモートワークやモバイルデバイスからのアクセスが可能になり、スケジュールの把握も容易になりました。これらの取り組みにより、より効率的に予定を管理できるだけでなく、職員室以外でも確認ができることで利便性が向上しました。
 今後も、授業改善や働き方改革に向けて、効果的な活用方法を模索していきたいと考えています。
 子どもたちの深い学びの実現、教員の働き方改革の推進に向けて、ともに頑張りましょう。

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