「仕事に困らない人材」になるには、自分についているタグを意識する

 あなたがテレビ番組のキャスティングを頼まれたとしたら、誰にお願いするでしょう?

プロデューサー「魚に詳しくて、話が面白い人いないかねえ……」
あなた「さかなクンでしょうね」
プロデューサー「若くて明るくてコメントもできるような、女子に人気の誰かいないかねえ……」
あなた「藤田ニコルとかどうですか?」

「この仕事、誰にお願いしようかな?」という場面で、真っ先に名前が挙がる人がいます。それは強力な「タグ」がついている人と言えるでしょう。「タグ」。インスタグラムなどにつけるあれです。

 さかなクンには、なにより  #魚に詳しい  というタグがついていますし、  #わかりやすく話せる   #テンションが高い  などのタグもついているでしょう。

 藤田ニコルさんだったら、  #かわいい #若い #女子に人気 #ファッションに詳しい #流行に敏感 #コメントができる  などがついていそうです。

 このあいだ、

 と、ツイートしました。

 タレントでなくても「強いタグ」がついていることは仕事をするうえで有利だなと思います。今後、あらゆる仕事がコモディティ化していくと言われているなかで、どういうタグがついているかは大切になってきそうです。

 タグがいろいろ付いていれば、それだけいろんな企画に引っかかってきます。あらゆる企画会議で名前が挙がることが想像できます。

 また、  #文章が書ける  や #話すのがうまい  など得意な表現に関するタグがあれば、本やWEB、イベントなど、その表現に合ったメディアで活躍できるでしょう。

どんな人にもタグはついている

「タグが大事なのはわかるけど、そんなのないよー」と思っている人もいそうです。

 いやいや、そんなことはないはず。特別なことをしてきたつもりがなくても、かならず一人ひとりにタグはたくさんついているはずです。

 たとえば、

#明るい #人と会うのが好き #パソコンが使える #SNSに詳しい #本が好き #編集が好き #歌うのが好き #映画が好き

 などなど。

 そして、ひとつひとつは大したことがなくても、タグの掛け算をすれば、希少性のあるオリジナルな人に近づけます。

 たとえば、

#映画が好き  ✕ #文章が書ける

 というタグの掛け算ができれば、映画評を始めてみるのも手だと思います。

 なかなか、思いつかなければ、まわりの人に聞いてみてもいいでしょう。自分では気づかなかった「タグ」が見つかるはずです。

 そして、SNS時代に大切なのが、こうしたタグを「見える化」しておくこと。ツイッター名やプロフィールに入れたり、noteでそのテーマについて書いてみるのもいいと思います。

 個人的に「この人、いいタグついてるなあ!」と思っているのが佐伯ポインティさん。(お会いしたことはないですが…。)ちなみに上のツイートを書くきっかけになったのも佐伯さんのことを思い出したからでした。

 佐伯さんのタグは  #エロ  です。しかも、いやらしいエロではなく、男女ともに楽しめる  #ポップなエロ  です。肩書きが「エロデューサー」というのも最強感があります。

 この強力なタグがあるから活動はいろいろ広げられるでしょうし、「エロをテーマに何か企画しようかな」と思っている編集者やクリエイターは佐伯さんに声をかける可能性が高いでしょう。

 僕も #エロ  くらいの「これだ!」みたいなタグを見つけたいなあと思っているところです。

注)下記のタグがめちゃくちゃ多くなってるけど、記事中に「#」をたくさん入れたせいであって、意図するところではありません。いちおう。

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