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鍛える前にまずはやることは?

「疲れやすい」
「足腰に力が入らない」
「運動不足で体力の衰えを感じる」

と思ったら、何をしますか?
何をしようと考えるでしょうか?

⬇️
それなら、
「筋トレして、体を鍛えよう」
「ジョギングして、体力をつけよう」
「とりあえず、ウォーキングから始めてみよう」
などと思うかもしれません。

体力や筋力など身体機能が落ちていれば、鍛えることは大事なことです。中には運動不足以外に、年齢的に加齢による身体機能の低下が影響している方もいるかもしれません。
どのような方であっても、身体には元々刺激(負荷)に対して適応しようと、骨格筋や心肺機能など体の組織が強くなるよう働きかけます。

しかし、「弱いから」、「落ちているから」といって、まんべんなく全身を筋トレをしようとしたり、元々強い部位(利き腕や軸足など)を筋トレしてしまうと、筋力などが元々弱い部位との差が大きくなってしまうことがあります。

そうなると、
左右の四肢や、上半身・下半身のバランスがわるくなったり、姿勢の歪みや体の使い方の偏りや、元々の動かし方や姿勢の癖を強めてしまう可能性も出てきます。

その結果、
一部の筋肉や関節などの組織に負担がかかり、緊張を強めたり、コリや痛みといった症状が出てしまうこともあります。
また、一部分に余計に負担がかかることでより疲れを感じることに繋がるかもしれません。

せっかく、筋トレやエクササイズをして体を鍛えようとしているのに、効果が半減してしまったり疲れを助長させてしまうようなことは、避けたいですよね。

整えるだけで、身体は変わる

そこで、上記の状態を未然に予防しながら、また効率よく身体機能を上げるために、大事な考え方をお伝えします。

それは、

あなたの身体を整えること。

だた、弱いから鍛えようという発想ではなくて、
まずは、現状のあなたの身体の状態を観察することからやってみましょう。

⬇️⬇️⬇️
〇姿勢が左右に歪んでいる、背骨が曲がり猫背になっているのであれば、姿勢を意識して治してみる。

〇筋肉が張っている、凝り固まっているところがあれば、普段から使い過ぎている可能性があるため、ストレッチやマッサージを行い柔らかくして筋肉のバランスを整えてみる。 

〇関節の中で動きが硬い関節や、伸展・屈曲など動かしにくい方向や可動域が小さい関節があれば、ストレッチやエクササイズで関節の柔軟性や可動域を引き出していく。

〇また、普段から(意識的に)使えていない、あるいは力が入りにくく弱くなっている筋肉があれば、その部位を重点に生活動作やエクササイズのなかで使っていく。自重負荷など低負荷の筋トレから始めてみる。

人により姿勢の歪みや偏り、体の動かし方や使い方の癖は千差万別ですが、
あなたの自身の体を見直し観察して、そういったところをまずは意識して治してみましょう。

自分ひとりで整えることが難しい場合は、セラピストなど専門家に一度見てもらい、マッサージや施術、セルフケアなどを指導をしてもらうことをオススメします。

施術風景(ネットより拝借)

本格的に鍛える前に、
筋肉や関節の可動域、姿勢などのバランスを整えるだけで身体の反応は大きく変わっていきます!

体が整っている人ほど、余力があり、少ない労力で楽に動くことができるようになります。
また、一部の部位や組織への負担が分散されることで怪我や故障の予防にも大きく貢献します。

例を上げると、
ごくたまにですが、高齢の方で筋肉もそんなになく体格もひょろひょろしているのに、なぜか動きが素早くスムーズで、スタスタ歩いたり軽々物を持ち上げたりするような方を見かける時があります。私は仕事柄、高齢の方などに目が向きやすいということもあるかもしれませんが、そういう人を見るとホントに驚かされます。

あなたも、身近にそのような方がいれば観察してみるのもいいかもしれません。


是非、
体を鍛える前に、一度あなた自身の身体を見直して整えることを意識してみましょう。

体づくりやトレーニングの参考にしてもらえると、幸いです。


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