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WWEこそが『ワールドプロレスリング』である!

ロイヤルランブルからまだたった2週間なのに既に濃密なレッスルマニアへの道を堪能している。レッスルマニアのメインに出ようが出まいがザ・ロック=ドウェイン・ジョンソンの掌の上で自由に弄ばれている気分である。
レッスルマニアプレスリリースでこの一週間の騒動(ロック様拒否)を『コーディクライベイビーズ』(コーディを求める甘ちゃん達)とバッサリ切り捨て、あっというまにヴィンス・マクマホンの不在を埋めてしまった。この所なんとなく覇気の無かったかつてのライバルHHHまでもがSmackDownで完全に蘇ってしまった。こうなってしまうと先週の強引な登場時からもう既にこうなる事までわかっていて燃やしたとしか思えなくもなる(苦笑)。
ドメジャーの舞台でヴィンス・マクマホンとハルク・ホーガンを一人で同時に演じられる唯一無二の存在となったロック様はもはやアントニオ猪木的な何かにまで極めようとしている。WWEにももちろん良い時期も駄目な時期もあったがまさに今は視聴率20%超え時代の『ワールドプロレスリング』に夢中になっていたあの頃の熱気に溢れている。

さて相変わらずステマでは無いが、2/24(土)にオーストラリアで行われるWWE『イリミネーションチェンバー』が Abemaで無料生中継される。
しかも開催地の時間帯で夜7時から。。。つまりは地上波で言うところの『ゴールデンタイム』生中継である。 Raw や SmackDown そしておそらくいろんな Abemaの番組内で精力的にCMが流れていると思われる。実に懐かしい響きである。それは地上波からネットの動画配信に流れてから久しいと言うレベルではなく 1985年の秋にまで40年近く遡る。長州力の移籍で日本テレビの『全日本プロレス中継』は土曜夕方5:30からの放送から夜7時の生放送枠に復帰した。その番宣特番でスタン・ハンセン連呼した『ゴールデンターイム!ゴールデンターイム!ゴールデンターイム!!』という叫びが時空を超えて聞こえてくる。40年の時を超えてTVとネットの曖昧な境界にある Abemaで、『ワールドプロレスリング』独特の熱狂と『全日本プロレス中継』の豪華絢爛さのいいとこどりしたWWEを再びゴールデンタイム生中継で視聴できる事を率直に感謝したい。

PLE『イリミネーションチェンバー』はもちろんあの6人参加の巨大鉄格子の中でのレッスルマニア挑戦権獲得戦が最大の見どころではあるが、ここにザ・ロック=ドウェイン・ジョンソンがどう絡んでくるか注目である。
それはネクスト・ヴィンスとしてかつてのライバルHHHと向き合うのか?或いはここでカードを惜しまずに『黒髭』ローマン・レインズとの『一族』共闘で、コーディ&セス(負傷具合次第か?)という豪華すぎるレッスルマニア前哨戦を出してくるのか?来週の SmackDown はその布石なのか?
ザ・ロックは『ヴィンスサーガ』3世代の主役達ホーガン、ストーンコールド、シーナをレッスルマニアで総なめにし残るは後1世代で完全制覇というリーチの上に、HHHからも何かを奪い取る事でヴィンスが40年前に成し遂げたモノポリーを更に高見にて狙える立場である。レッスルマニアXLはまだまだ何が起きても不思議ではないのである。。。
残念ながら私がリアルタイムで体感したのは全盛期を過ぎた 1980年代のアントニオ猪木だったが、それはまさに今のロック様にも通ずる。プロレスファンとしては久々に誰かの掌の上に載せられる至福の時である。
『コーディ・クライベイビーズ』としてこの『物語』を楽しませて頂く。

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