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関西人VS関東人 ここまで違うことばの常識

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KAWADE夢文庫の「関西人VS関東人 ここまで違うことばの常識」(河出書房新社)から、いくつかの記事を抜粋してUPします。お読みになって興味を持たれた方は、ぜひともご購入下さい。
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記事一覧

強い行動力を表す「いてまえ」

 関東の人に「近鉄バファローズを知っていますか?」と聞けば、どれくらいの人が「知っていま…

困ったときに使われる「かなんなぁ」

「君にはかなわないなぁ」は「あなたには勝てない」を意味し、漢字では「敵わない」と書く。で…

区別される「おっちゃん・おばちゃん」と「おっさん・おばはん」

 関東で「おじさん」「おばさん」といえば、両親のきょうだい以外では、中高年の男性・女性を…

「違う」の「ちゃう」は話の冒頭につくこともある

 関西に行ったとき、「こちらでは、『違う』を『ちゃう』っていうんですよね」とたずねると、…

「たら」「れば」は「たら」で統一

「もっと早く起きればよかった」と「もっと早く起きたらよかった」。あなたは、どちらの表現に…

強調のほかに能力などを示す「よお」

「よう」といっても、「よう、元気か!」という呼びかけの言葉ではなく、ラップで用いられる「…

関西弁における音便の活用法

 もとの音の一部が発音しやすいように変化することを「音便」といい、撥音便、促音便、イ音便、ウ音便の4種類がある。撥音便は「ン」に変化することで、「死ぬだ」の「死んだ」、「読むだ」の「読んだ」などがある。 促音便は「ッ」に変化するもの。「立つた」が「立った」、「走りて」が「走って」、「言うて」が「言って」に変化するものだ。そして、「置きて」が「置いて」、「騒ぐだ」が「騒いだ」と表現するのがイ音便である。 この中でウ音便は、「思ひて」が「思うて」、「かぐわし」が「かうばし」になっ

関西人が聞くとテンションの下がる関東人の口癖

 東京の人は「そうなんだぁ」と、よく口にする。関西弁でいえば、「そうなんや」となる。「そ…

話を聞き流しているときの相槌「せやなぁ」

 かつて午後0時から放送されていた帯番組「森田一義アワー笑っていいとも!」(フジテレビ系…

関東人が言われてモヤる「気にしぃ」

 ある席で、関西出身の男性から「自分、気にしぃやなぁ」といわれた女性がいる。言われた女性…