こんにちは。久保建英速報管理人です。

　今回は昨夜行われたラ・リーガ第14節 セビージャ戦の久保建英選手（以後タケ）について語ります。

試合結果

ゴール：OG、サディク
アシスト：トラオレ
MoM：サディク

サディク念願の初ゴール！ソシエダを公式戦3連勝！

　オヤルサバルが代表戦の怪我明けでベンチスタートとなったこの試合。早々にFKから得点をあげたソシエダは、後半1点を返されるもサディクのスーペルゴラッソが決勝点となり、無事勝ち点3を積み上げました。

久保建英選手のスタッツ

　この試合スタメンで出場したタケは、やはり要所要所で違いを生み出して、セビージャのゴールに迫る決定的なシーンも2度ほどありました。しかし、今節もタケのゴールはおあずけ。超絶スタートダッシュを決めた今シーズンでしたが、少し記録が伸び悩む結果となりました。

皆が待ち望むゴール

　調べたところ、タケは代表戦を除く公式戦9試合ゴールに恵まれていないそうです。シーズン序盤にはほぼ毎試合GAを稼いでいただけに、彼自身相当歯がゆい思いをしている事でしょう。勿論応援している私達も、タケのゴールを切望しています。

　一部ネットでは「久保の実力はこんなものだ」などという不届きな意見も散見されますが、私は決してそうではないと断言します。では、なぜタケがゴールから離れているのか。自分なりに3つの理由を考えてみました。

①コンディション調整の難しさ

　今シーズン、タケの所属するレアル・ソシエダは、

1. リーグ戦

2. チャンピオンズリーグ

3. スペイン国王杯（コパ・デル・レイ）

3つのリーグ・カップ戦で戦っています。試合の強度も高く、またアウェー戦での移動は選手のコンディションに多大な影響を与えます。さらにタケは代表戦の度にスペイン→日本→スペインと大移動を繰り返さなければならず、時差や長時間移動によるコンディション低下は避けられません。

　これは欧州リーグで活躍する全日本人プレイヤーに言える事ですが、タケや冨安、三笘といった欧州リーグ戦に主力として出場している選手は、特にこの影響を受け調子を崩したり負傷している印象を受けます。

　これだけの激戦と移動を繰り返しながらコンディションを安定させるのはやはり難しく、タケの成績が伸び悩んでいる一因ではないかと思います。

②名選手故の苦悩。出る杭は打たれる

　タケは名実共にラ・リーガトップの右WGと言っても過言ではないと思います。ただ、それ故に対戦相手の監督はほぼ毎試合タケを警戒し、タケを封じ込める策略を練ってきます。同リーグのアトレティコ・マドリードなどは特に顕著。シメオネ監督は名指しでタケを「最も決定的な選手」として挙げ、専用のシフトを敷くなどして徹底的に対策を施してきています。

　つまり、今のタケは常に警戒と対策を行わなければならない選手だと世界から認められたと同時に、これまで通りに活躍するのが難しい環境に置かれているのです。ですがタケならこの状況を乗り越え、更なる飛躍をしてくれると私は信じています。

③もう一人のスター選手

　タケの所属するレアル・ソシエダは、地元バスクに根付く質実剛健な良いチームです。今季もラ・リーガ、チャンピオンズリーグで堂々とした戦いぶりを私達ファン・サポーターに見せてくれています。ただ、それ故にリーグを代表するようなビッグスターが生まれ辛い。タケ以外にも相手の脅威になる得る選手が、やはり必要なのではと思います。

　個人的には最近復調してきたオヤルサバル、バレネツィア、ブライスメンデスに期待を寄せています。

最後に

　タケを応援する者としては、やっぱりゴールを見たいですよね。次はCLザルツブルグ戦。既にリーグ突破を決めているソシエダがどのようなスタメンで挑むのか、気になりますね。