【記事】股関節の安定化要素 盲目的に緩めることのリスクの高さ
みなさんは三戦立というものをご存知でしょうか?
武道をやっている人間かよほどの刃牙好きでない限り知らないかもしれませんね。
この三戦立がどれだけの機能美をもっているのか、ブログを読み終える頃には理解できるでしょう。
ということで今回は股関節の安定化要素について解説します。
股関節筋の仲良しペア
股関節筋には安定化をもたらすにあたり、仲良しな筋肉のペアがあります。
それが
中殿筋と内転筋群
腸腰筋と外旋筋群
腸腰筋と多裂筋
この仲良しペアが機能することで股関節は安定し、障害予防やパフォーマンス発揮が可能になります。
中殿筋と内転筋群
中殿筋の主な作用は外転ですが、内旋と外旋にも作用します。
内転筋群はそれぞれの内転筋が単独収縮することはないのでまとめて群として捉えます。
その主な作用は内転ですが、外転以外の全ての動きに関与します。
で、なぜこの組み合わせが股関節の安定化要素なのかと言うと
中殿筋と内転筋群が作用することで前額面状で大腿骨頭が関節窩に押し付けられるわけですね。
つまり、この2筋を盲目的に緩める行為は股関節の安定化機構を破綻させかねないリスクをはらんでいるということです。
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