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職業遍歴⑤-建築関係

2020年9月、コロナで世の中の普通が普通ではなくなっていく中で、
面接を受けました。
電気工事の会社は一応、在籍中でした。

その日は社長がコロナから回復して、会社復帰する日だったそうです。

その時点で、ん?って引っかかる感じを大切にすべきでした…


入社1週間

電気工事の会社を退職した次の日に入社しました。
退職にあたり、ちゃんと給料もいただきに行きました。
当日、次の経理パートの方が慌ててやってくださいました。

ちゃんと言っておいてやれよ。。。


新しい会社は建築関係の会社で、もともと事務員は3人いました。

部長のKさん、営業事務のIさん、経理のK君。
KさんとIさんは妊娠中で、K君は体調を崩して退職予定。

Kさんは有休消化中でほとんど事務所に来ませんでした。

Iさんの仕事を2人の新人営業事務、
K君の仕事を私が引き継ぐ感じでした。

入社後1週間は穏やかでした。
IさんもK君も10歳は年下でしたが、
優しく楽しく仕事を教えてくれていました。

私が入社して1週間後、営業事務1人目のMさんが入社しました。

その当日、社長が事務所に怒鳴り込んできました。
現場の作業員が、
売り上げの一部を会社に報告せずに懐に入れていたというのです。

怖かった~~~
ヤ〇ザかな?っていうような口調に迫力、態度。

Mさんも、固まっていました。

和やかだった事務所の雰囲気は一変し、
みんな息をひそめて仕事をしました。

最初の面接のときに感じた違和感、これだったかもしれません。
そのころに辞めておけば、傷は浅かったなって思います。

それからまた1週間たって、もう一人の営業事務Hさんが入社しました。


業務内容

私の業務内容は経理事務

JDLのソフトを使用しての入力や、
小口現金の管理、
通帳の管理に加えて、
入退社者の書類の用意など
(労務管理事務所が実務を担ってくれていたので、必要な書類を集める)や、
給料計算と入力、
外注への請求や支払いなど、
でした。

そして、
雇用された会社の業務内容とは別に、
グループ会社が3つありそれぞれ飲食店をやっていました。

韓国系居酒屋が2店舗あり、それぞれ別会社として経営。

もう1つの会社は当時流行りのドリンク店。
入社当時、ちょうど会社を設立したところで、
本店とテナント1店舗、フランチャイズ4店舗、
そしてフードコートに追加で1店舗をつくるところでした。

そしてもうひとつ。
社長個人としてスナックを1店舗経営していました。

それからそれから。
社長のやっている仮想通貨の取引をするとき、
実際に画面を見てさわるのは経理でした。

仮想通貨の取引所の画面、めっちゃ英語なんですよ…
仮想通貨をさわったこともないのに、取引所の画面が英語って。

しかも、どこかの誰かからの指示に従ってやればいいって言われるんですよ?
その社長のラインに連絡してくるの誰?
っていうか、その人にやってもらってくれよー。

何かあったら、責任とれとか言いそうじゃないですか?
絶対言うでしょ?
だって、入社して数カ月で弁護士に相談って何回言いました?

って、ものすんごくストレスだったんですよ。
仮想通貨。
個人の資産運用は個人でやってもらいたい…
一介の事務にやらせないでほしい…

前任のK君が何となくできちゃったもんだから、
簡単なんだろうっていう思考回路みたいでしたけど。

そういうなら、自分でやって!

前任の経理のK君が退職して少しして、
部長のKさんに仕事を辞めたいって相談したときに、
取引して業務から外してもらいました。

社員旅行

もともと事務所にいた3人がいなくなり、
全員が新人になってすぐに社長が言い始めました。

「スナックの女の子がUSJ行きたいらしいから、社員旅行するぞ!」
…は?

は?

当時、2020年11月でした。

ちょうどコロナが一瞬落ち着いて、GoToキャンペーンが始まっていたのを覚えているでしょうか。

そのころに、旅行へ、しかも会社関係ない女の子たちを連れて?

本当に?

事務の3人は全員主婦で、
出来れば行きたくありませんでしたが
もちろん却下。
行かないなら辞めろ、と言われましたよ。
辞めればよかった。

そうして始まる、やったことない団体旅行のプラン作り。

と思いきや、
社長がもともとお付き合いのあった旅行代理店の方とのつながりを思い出して、
そちらにホテルや新幹線などの予約をお任せできることになりました!


私たちがやるのは、夕飯を食べるところを探すこと。

とりあえず、
どこかいいところないかなーって探してみました、大阪。

そうしたら、ホテルの中に、
釣りができてそのまま捌いてもらえるお店を発見!

徒歩1分、素敵!


でしたが、コロナの感染状況が変わって、直前にホテルが神戸に変更になり、また夕飯の場所を探すことになりました…。

しかも、近くなって女の子たちが行きたくないって言いだして…。

腹立つ~~~~。
だったら、USJなんて言わなきゃよかったじゃん!
ふざけんなよ!
こっちは行きたくないのにやらされてるんですけど!

キャンセル料かかるってお伝えしたら、静かになりました。
行くならただなのに行かなかったらお金かかるんじゃ行きますよね、そりゃ。

GoToキャンペーンの割引チケットや、
夕飯代として現金20万程など、
自分の準備以外に必要なものを持って行った社員旅行は、
子どもたちには誰にも言わないように念を押して、
ひっそりと行ってきました。

子どもたちも連れて楽しみたかった。
どうせなら。

ちなみに、Mさんは年明け少しして退職しました。
社長が怖かったそうです。
私も辞めたいって言ったんですけどね…。

コロナ禍で

飲食店はコロナ禍でたくさんの制約があり、
客足が落ちてしまい、つらい状況でした。

そんな中、売り上げを補填するのに必要なもの。
それは補助金や助成金です。

定期的に補助金・助成金関係の書類をつくりました。

必要な書類や、写真などをHさんと2人で用意して。
わからないことは問い合わせて。

もちろん、社長が個人でやっているはずのスナックの書類もつくりました。

ニュースで、補助金や助成金について発表があるたびにせっつかれ。
発表された=制度が整ったというわけじゃないとお伝えしても、
なかなか理解していただけずもどかしかったです。

1つの時短要請協力金でも、
店舗ごとに書類を出さないといけないので漏れがないように気をつけてやっていました。
わからないことが多く、
電話で問い合わせながら書類をそろえることもありました。

新しい店舗

事務が2人になっても、社長の思い付きは止まりませんでした。

また新しくデザート系店舗を出すというのです。
今度もテナントでした。

ただし、事務は2人とも新店舗の準備を経験していません。

Hさんと2人で、
過去の明細などを見ながらAmazonなどのネットショップで必要なものを揃えていきました。

しかも、店長になるのは社長が出会い系アプリで出会った女性。

その店長とやり取りしたり、
契約なども交わさなければなりません。

Wi-FiやPaypayなどの契約、
看板や内装業者さんからいきなり来る請求書の確認、
アルバイトの募集や面接、
グループLINEを用意したり、
お店のInstagramをつくったり、
のぼりをつくったり

を通常業務を行いながらこなしていくのです。

Hさんが一緒で本当に良かったと、今でも思っています。

そうして始まった新店舗。

結局、全部で1年弱で撤退になりましたが。

撤退となれば、
それはそれで契約解除など事務がすることが出てくるのです。

最後まで、ドタバタしていました。

また新しい店舗

社長個人で経営している(はずの)スナック。

もう1店舗、今度はキャバクラをつくることになりました。

スナックの売り上げなど、
基本的にはHさんがやっていたので女の子との連絡は引き続きお願いして、店に必要なものの発注などをまた行いました。

こちらも、女の子たちとの契約書を用意したり、
報酬を計算したり、
売り上げをまとめるのは事務の役割です。

・・・なぜ?

とは思いつつ、言って聞くような社長ではありません。
言って大きな声でののしられるくらいなら、
事務所で悪口言いながらでもやったほうがまし。

Hさんと2人で、ものすごく盛り上がりながら頑張りました。


長くなってきたので、続く。





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