#14【旅×芸術】芸術はいつもの旅行を鮮やかにする。おすすめの本を2冊紹介。
旅と芸術。
旅は「動」でアウトドアな一方で、芸術はどちらかというと「静」でインドアなイメージがあり真逆にも思える。
ただ、この2つ、相性抜群だと思う。
旅行をするとその土地の美術館、博物館があったり、キレイな街並み、キレイな料理があったりと、いつもより”美しい”ものに触れる機会が多い。
写真を撮ってインスタ映え。
これでもいいけれど、さらにその絵、街、食そのものを楽しむことができたら、その旅行はより鮮やかになるのではないか。
こんな記事を書いている私だが、以前は旅行のプランを立てる時は「地名×アクティビティ」で検索をして、インスタ映えにすら興味がなかった人間。
2年間で45都道府県を旅したけれど、撮った写真は200枚弱。
下手したら、1日でそれ以上撮る人も多いかもしれない。
そんな私が、旅を始める前に出会いたかったと思える本が2冊ある。
以下に1つでも当てはまる人はぜひ手に取ってほしい。
旅行の目的が、絶景が見たい、自然・温泉に癒されたいだけの人
インスタ映えの写真を撮ることが旅行の目的になっている人
彼女が美術館に行きたがるが、全く興味がないけれど機嫌を損ねないためについて行っている男性
1冊目:「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 末永 幸歩(著)
美術の先生をされている方が執筆されたこの本。
美術に1mmも興味がない。そんな貴方に読んでほしい。
「こんな授業が受けたかった! 」は本当に同感。
人間、美しいモノが嫌いな人はいないはず。
なのに美術に興味がない人って、美術・芸術が得体の知れないモノ過ぎてわからないから興味を持てないという言い方の方が正確なのだと思う。
美術館に一人放り込まれて、お気に入りの作品を見つけてくださいと言われても、基礎知識や考え方がなさすぎて自分が何が好きかもわからない。
この本は、現代アート6作品を深堀りする形で、アートのあり方を教えてくれる。
美術の見方はおろか、何が楽しいかすらわからない。そんな貴方にぜひ手に取ってほしい。
紹介されているのは現代アートのみなので、かなり対象は絞られているけれど、それによりインスタ映えという現代の表現との相性は抜群だな。
そう感じた本でした。
2冊目:芸術とは何か 千住 博(著)
古代の壁画から現代アート、工芸品まで幅広い「芸術」の見方について書かれているとともに、芸術の本質について深掘りする哲学的な内容もある本。
一見固くて読みにくそうだけど、質問に答える形式でテンポがいいのと、具体的かつ平易な言葉で書かれているので案外サクサク読めます。
話すと長くなってしまうので、詳細は次のNoteで。
1冊目で少しでも美術って面白いなと思った方には、本当におすすめです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?