見出し画像

未来の自分にどうして会えない?

この記事は本の紹介です。

私が中学生の時にとことんハマった映画は
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でした。
シリーズをすべて観て、本も買って
とにかくその世界に浸りました。

タイムマシンって魅力的ですよね。

あの時に戻ったら
自分にこんなアドバイスしよう!
とか

当時少しずつ恐竜には羽毛があったらしい
という情報も出てきた頃で

本物の恐竜を見て確かめたいとか
歴史上の偉人に会いたいとか
妄想がどんどん膨らんでいきます。

タイムマシン作りたいと思って、いろんな本読んで、父親が購読していた科学雑誌Newtonで相対性理論の勉強もしました。

実際、今でもタイムマシン欲しいです!

さて、何度も作品を観ているうちに
はじめは
もしもタイムマシンがあったらどんなことがしたいか
ということばかり考えていましたが

そのうち
作品の中の世界や出来事についても
いろいろ考えるようになりました。

そして少しずつ
作品の中の出来事についての
違和感を覚えるようになっていったのです。

考え続けているうちに
最初は無視していた違和感が
自分の中で膨らんで
だんだん無視できなくなっていきました。

要は、作品内の世界観に矛盾があることが見えてきてしまったわけです。

「エンターテイメントなんだからそんなこと言ってるなら観なければいい」

と言われる方もいるでしょうが
逆に作品を愛する者として
少なくとも、作品を創る上では
その世界観は矛盾のないように統一してほしい
と思うわけです。

作品の中で語られる世界観と
作品の世界観がずれているのは
どうにも残念な気持ちになるのです。

そういう視点で、
タイムマシンが使われる映画や
漫画の作品をいろいろ見てみると
やっぱりおかしいところがあることに気付くんです。

作品としてはもちろん面白いですし
否定するわけではないんですが
もし本当にタイムマシンというものがあったら
どんな現象が起きるのかと考えた時に
納得がいかないところが出てくるわけですね。

「実際に存在しないのに正しさなんて分からんでしょ?アホらし。」

と思う方もいるかと思います。

そうではなくて、
その作品の中に
いくつもの世界観が混じっていて
矛盾が出てくるのです。
一つの世界観でまとまっている作品は少ないのです。

というか、出会うことができませんでした。

世界観が統一されていないことに
モヤモヤを感じるようになってから
次に考えたことは、

「ならば、どんな世界観があるのか」

ということでした。

そんな空想的な考察をもとにまとめたこの本は、科学的にどうこうという学術的なものではまったくないので、その点はご了承ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?