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魅力的な組織が魅力的な商品をつくる

みなさんは、LCCという言葉をご存知ですよね。
LCCとは、Low Cost Careerの略で、格安航空会社を指す言葉です。

日本では、Peachやバニラエアなどが有名ですよね。
数年前LCC元年と言われ、日本でも急速に普及しました。

そのLCCの元祖とも言えるのが、サウスウエスト航空です。
サウスウエスト航空は、これまでの常識を壊す独自の経営で、LCCのとして確固たる地位を築きました。

低価格といえば、多くの従業員も安い給与でこき使われているのでは…?
と想像してしまいますが、実はその反対。
サウスウエスト航空の人件費水準は全米トップレベル。
それでいながら、競合他社よりも低価格かつ高品質のサービスを提供する驚きの会社なのです。

そんなサウスウエスト航空のスローガンは、
「顧客は常に正しいとは限らない」
「顧客第二、従業員第一主義」
「仕事は楽しくならねばならない」
といった独特なものです。

新しいサービスを作りあげるとき、顧客はまだその価値を理解できないかもしれません。
自動車メーカー、フォードの創業者、ヘンリー・フォード氏が
「何が欲しいかと顧客に尋ねていたら、『足が速い馬』と言われたはずだ」と言ったように、顧客の声を聞きすぎれば、新しいサービスの芽を摘むことになるかもしれません。

顧客を満足させる姿勢は重要です。でも、従業員が満足していない会社は、きっと競争力が低い会社だと思います。

私たちの目指す理想も、サウスウエスト航空に似ていると思います。
私たちも、仕事をもっと楽しくできるように、従業員がもっと満足して働けるように…
そのことを第一に、従業員のコップを満たしてから、あふれる水で顧客のコップにも水を注げる会社でありたいと思います。

魅力的なサービスを生むのは、いつの日も魅力的な組織だと思うのです。
魅力的な組織づくりのために、それぞれが果たすべき役割に注力していきましょう。

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