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#36 旨味のスパイスはフーフー

旨味のスパイスというのは、何も調味料の事だけではない。
好きな人たちと食べることや、自然を楽しみながら食べることもスパイスになりうる。また、夜食という背徳感も時には旨味を引き出す。

私は今日、その類でのアイスの旨味のスパイスを発見した。

シロクマくんが食べたくなり、コンビニに走った。
(シロクマさんや、シロクマちゃんは居ないのか)とどうでもいいことを考えながらも、お目当ての白いクマのあいつを発見。にんまりと笑みを浮かべて、いそいそとお家に帰る。
溶けてしまうまでがタイムアタックの様で、一分一秒を競いながら食べる為の準備をする。テーブルの真ん中にシロクマくんを準備して、スプーンを添えて、数秒愛でた後にカップの蓋をパカリ。
フルーツとシャリシャリ部分を一緒に掬い、口に運ぶその前に。

「「「フーフー」」」

そう、熱いものを食べる時に冷ます行為を、【無意識】にしていた。そんな自分にふふっと笑い、アイスをパクリ。そして食べながら考えた。
恐らく、お家で掬うタイプのアイスを食べる時は、この冷ます行為までがひとセットで、美味しさの最大化が出来る気がしている。ふふっと笑うことにより、アイスをこれから食べる自分を笑顔にしてくれる。
そう、アイスの旨味を引き出すためのスパイスなのである。

と、ここまで書いたが、この旨味のポイントは【無意識】に冷ましていてふふっと笑ってしまうことなので、どうかこの文章は忘れてもらいたいところである。
そして、くれぐれもお家でアイスを食べる時は、この文章を思い出さないでほしい。

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