タケモトのディープな日常の隙間

くだらない事をつらつらと。 更新はほそぼそと。 しかしながらやる気は満々です。 中身…

タケモトのディープな日常の隙間

くだらない事をつらつらと。 更新はほそぼそと。 しかしながらやる気は満々です。 中身は米粉蒸しパンのお店の店主。 いつかエッセイを書く仕事をしたいと目論む。

最近の記事

♯41 人生と音楽

人生の節々に音楽を聴いていた。 その音楽に心から癒されていた。 そんな、音楽と私の人生史をまとめてみた。 <幼少期~中学時代> 小学校の元カレの影響でBUMP OF CHICKENと銀杏BOYZにハマる。 天体観測はもちろんのこと、ガラスのブルースやアルエ。ギルドなども好んで聞いていた。繊細なガラス作品の様な歌詞と巧な表現に、すっかりファンになっていた。 特に、「続・くだらない唄」(BUMP OF CHICKEN)は明るい穏やかな音調に対して、歌詞の内容が苦悩と希望を描いた

    • #40 サブカル好きが陥る病

      私は病気かもしれない。 ふと、そう思った。 話は遡ると2時間前。 ラップバトルに去年からはまり、一日時間があればラップバトルを漁る日々。 しかし、謎の胸のざわめき。カイジかな?と思うほどのザワザワ感。 YouTubeを検索する指は、勝手にある5文字を検索していた。 そう、「みうらじゅん」。 好きなタイプは?と聞かれると松岡修造かみうらじゅんと答えるほど、彼のカリスマ性が好きなのにも関わらず、なんとラップにハマりすぎて、ずいぶんとご無沙汰していた。 そして、そのご無沙汰は

      • #39 型にはまりすぎない人生

        ちょいと前のこと。 炊き出しの休憩中に私がヤンキー座りをしていて、「これが一番落ち着くんですよね~」と放った一言でヤンキーだったのかと思われてしまう(個人的な)プチ事件があった。 ヤンキーからは程遠い人種なのにも関わらず、ヤンキーの残り香を漂わせたのはなぜなのだろうと後で悶々と考え込んだ。 結果的には、家のテーブルがとんでもなく低いため、いつもヤンキー座りをしながらパソコン作業をしていたためであった。家に帰ってから自然体でこの姿勢をとっていて、そこではっとして気が付いた。

        • #38 まめおとおかんと幸せと

          祖母のところに行った帰りに、必ず写真の「まめお」に出会う。駅のホームの立ち食いそばの壁紙。ひっそりと皆んなを見守る「まめお」。 自分でもよく分からないが、この「まめお」がすごく好きで、わざわざまめおのイラストがある停車位置まで行って、まめおと一緒に電車を待つ。 まめおは「立ち食いそば食べたら?」とか言ってこないし、かと言って「今日はどんな感じだった?」と深く聞いてもこない。 ただ笑顔で、無言で、帰りの電車を一緒に待ってくれる。なんだか、そんな稀有な存在のまめおが好きで、昨

          #37 苺と袋と、ときどきお水

          近くの八百屋さんが、フードロス対策で無料でお野菜を提供してくれる。 それが本当に有り難く、白菜、ネギ、ニラ、キャベツ、、、、数々の野菜をいただいている。 いつも【フードロスです。ご協力ありがとうございます】と書かれた段ボールの中を見るのが楽しみで、その文章に目をやるたびに、(有難うと言うのはこちらだよなぁ)としみじみする。 そして、今日はなんと真っ赤なあいつ、そう旬の苺が登場した。 ひとつだけ潰れていて、あとは無事であった。今年買ったイチゴといえば、最近ではシロクマくんに乗

          #37 苺と袋と、ときどきお水

          #36 旨味のスパイスはフーフー

          旨味のスパイスというのは、何も調味料の事だけではない。 好きな人たちと食べることや、自然を楽しみながら食べることもスパイスになりうる。また、夜食という背徳感も時には旨味を引き出す。 私は今日、その類でのアイスの旨味のスパイスを発見した。 シロクマくんが食べたくなり、コンビニに走った。 (シロクマさんや、シロクマちゃんは居ないのか)とどうでもいいことを考えながらも、お目当ての白いクマのあいつを発見。にんまりと笑みを浮かべて、いそいそとお家に帰る。 溶けてしまうまでがタイムア

          #36 旨味のスパイスはフーフー

          #35 妹としての使命に気が付いた日

          飽きることなく続く、ラップバトル愛。 DOTOMAから寿君。寿君からミメイ。(きっとミーハー路線を走っている気がする)好きは移ろうものではあるが、ミメイのラップバトルはずっとチェックしている。 彼は玄人ラッパー達にボコボコに言われても、高度なスキルと漢気で立ち向かうところが好きで、観る度に感動している。強い相手と戦う時ほど、スキルフルな韻を踏むのだが、これがまたアツイ。いつか生バトルを観たいものである。 そんな中、そのミメイが審査員を行うDis4uというバトル大会で溝上たん

          #35 妹としての使命に気が付いた日

          #34 アインシュタインとクロックムッシュ

          昨日、クロックムッシュ偏愛に関する投稿をした。 そこで自分の文章を読み返していた時に、ふとした疑問が。 (なぜクロックムッシュの時は、ふっくらとした重厚感のあるパンよりも、多少なりとも厚みはあるが、ペラペラ感のあるパンの方が好きなのだろう)と。 厚みがあるふっくらもちもち食感の食パンだって、たまらなく大好きだ。あの厚みのもちもちのやつに、バターをつけて、大きく口をあけて頬張るまでが美味しさのコツであると思っている。なのになぜだろう、クロックムッシュの時はそこまでの厚さを求め

          #34 アインシュタインとクロックムッシュ

          #33 ドトールクロックムッシュ事件

          一度好きになると、ぞっこんタイプなワタシ。 人でもそうだし、食べ物でもそうだし、筆記用具とかもそうである。 個人的に綺麗に書けるお気に入りのペンでないと嫌で、ノートの字が汚いと破って捨ててもう一度書いたりする。 アニメのアカギにはまっていた時期は、一日に何度も繰り返しアカギを流し続けていて、勉強中もバックミュージックとして採用していた。捗る、捗る。 その偏愛歴の中でも、【ドトールのクロックムッシュ】は愛が重すぎた。 お値段はお手頃価格なのにも関わらず、パンの厚みとハム・チー

          #33 ドトールクロックムッシュ事件

          #32 自転車の鍵から始まるストーリー

          自転車の鍵をなくした。 いや、なくしたのではない、鍵が逃げたのだ。 その日はいつも通りの帰宅であった。 鍵をいつも通りの場所に置き、ごちょごちょ作業をしてお風呂に入る。そこではたと気が付いた。 (鍵が、、、、ない、、、?) いつもの場所に、いつもの鍵がないのである。 ここで「デレレレレ~デレレレレ~♪」と世にも奇妙な物語のバックミュージックとともに、黒いスーツを着た自転車の鍵を持ったタモリさんがお風呂場から出てくる想定は容易にできたのだが、どうやらこの想定は想定の範疇に

          #32 自転車の鍵から始まるストーリー

          #31 ワタシの新規開拓

          ちょいと前のこと。 休憩中に私がヤンキー座りをしていて、「これが一番落ち着くんですよね~」と放った一言でヤンキーだったのかと思われてしまう(個人的な)プチ事件があった。 ヤンキーには申し訳ないくらいの程遠い人種なのにも関わらず、ヤンキーの残り香を漂わせたのはなぜなのだろうと後で悶々と考え込んだ。 結果的には、家のテーブルがとんでもなく低いため、いつもヤンキー座りをしながらパソコン作業をしていたためであった。家に帰ってから自然体でこの姿勢をとっていて、そこではっとして気が付い

          #27 ジャッジしない人/エッセイ

          今日はとても素敵なお客様に出会った。 「初めてなんですけど」と呟くようにお店に入り、深くかぶった帽子でこちらを除く大きな目。 自然食が好きらしく、たまたま通りがかりで当店を見つけてくれた。 不思議だった。 話す言葉は多すぎず、少なすぎず。 声は大きすぎず、小さすぎず。 この心地よさの中に、何か芯の強さと美しさの様なものを秘めている気がした。 話しが進むにつれて、自身が病気を患っていたことを話しくれた。 「あなたなら話せるかなって」 と、ぽつりぽつりと小雨が降り始めたように

          #27 ジャッジしない人/エッセイ

          #26 他愛もない話/エッセイ

          昔は漫画家になりたいと思っていた。 メモ帳の束に絵を描きまくっていて、「メモ帳の消費量日本一!」と掲げたくなるほど。 しかしながら、その名誉とは裏腹に、メモ帳を購入する側の祖母から嫌な顔をよくされていた。(あいつにメモ帳を見せてはいけない)と私の前からメモ帳が居なくなる時期が多々あった。あの時期はきっと祖母が、メデューサのごとくメモーサにより、私が石になってしまうことを心配して、隠してくれていたのだと信じている。 そんなこんなで石にならずに済んだ私は、相も変わらず何かの紙を見

          #26 他愛もない話/エッセイ

          #25 高校時代のピュアな話/エッセイ

          高校時代は可愛い時期があった。 当時付き合っていた彼が死ぬほど大好きで、彼と一緒ならもう何もいらないと思っていたほどであった。(なんだかメンヘラ感が溢れるが) 同じ高校の同じクラスであったが、会うたびに好きが更新されていくような、それも与沢翼のごとく秒速でアップデートされていくようで、iphoneが初代だったはずが1か月弱でiphone15になっているような感覚である。 そのスピードの速さはるや、Apple社も追いつけなくて困るに違いない。(GAFAをパッションだけで追い抜

          #25 高校時代のピュアな話/エッセイ

          #24 味わう日々/エッセイ

          秋の香りに癒されて、最近はゆるりとした日常を過ごしている。 毎日お店をオープンするときに、今日生まれたばかりのような新鮮な空気を目一杯吸い込んでみる。 ひんやりとした秋の空気は昨日までの心のわだかまりをろ過してくれるようで、肺に入った空気とともに心も身体も新しくなるような気持になる。 秋晴れの空を見ていると、広大な空の広さと比べると自分の悩みなんてちっぽけに思えてきて、何に悩んでいたのかすら忘れてしまうことがある。空は偉大だ。 ろ過した身体とともに何度か繰り返す深呼吸。

          #23 生きるということ/エッセイ

          この前ひっそりと江の島に行った。 そこに理由はなくて、ただ一つもし理由をつけるとしたら「海が好きだから」である。その曖昧性の高い理由とともに、この理由に脚色をつけるような旅をした。 目的地は特に設定をしていなかった。 江の島駅に到着して、それからどこに行こうか。 一人会議を頭の中で簡略的に行い、久しぶりに江の島に行くことにした。 2週間前のその日は暑くて、汗は滝のように流れ落ちた。 外国人、家族、友人、カップル、色んな組み合わせでカテゴライズされた人々を横目に、流れる汗と

          #23 生きるということ/エッセイ