インド旅
この春、大学を卒業する。
卒業旅行の目的地はインドを選んだ。
理由は単純、想像を遥かに超える経験をできると思ったから。
選択肢としてはヨーロッパやアメリカ、韓国、東南アジアも考えたけど、インドこそが最も想像を超えてくる国だと考え、選択した。
そんなインドで感じた想いを、冷めないうちに書いていこうと思う。
この旅を通して多くの学びを得ると共に、人生における大きな指針を見つけたように思う。
大袈裟に聞こえるかもしれないが、ぜひ最後まで読んでもらえたら幸いです。
私はインドで3つの学びを得た。
1、これからも日本人としての誇りと威厳を持ち、清く、正しく、強く、生きていきたいということ。
この旅を通して沢山の楽しいことと同様に悔しいこと、悲しいこと、ムカつくことを経験した。
タージ・マハルやガンジス川の観光、タンドリーチキンの満喫は言うまでもなく、楽しかった。特にタンドリーチキンは、今後好きな食べ物を聞かれた時に、真っ先に思いつくレベルでハマった。リアルに1日1回は食べた。
だが、楽しい経験ばかりではなかった。ボラれていることに後々気付いたり、値段交渉を上手く進められなかったり、ガイドのエゴでつまらない儀式を見せられたり、話している英語を笑われたり、マイナスなことも多く経験した。
外国の文化を経験することで、日本文化の素晴らしさを、外国で生活することで、日本で生活することの幸せを実感した。
私は日本人だ、これは誇りなんだと思う。
インドでは「お前の顔はネパール人みたいだ」って何回も言われたり、パキスタン人だと思われて乗ってたタクシーを止められたりしたけど、これからも日本人として、清く、正しく、強く生きていく。これこそが旅を通して得た学びであり、人生における大きな指針だ。
2、英語を話すことができれば、世界がさらに開けるということ。
英語学習は資格取得のためではない、円滑なコミュニケーションのためには必要不可欠だと再認識した。資格取得、点数獲得のために英語学習をしていた最近の考えを戒めるきっかけとなった。
感謝の想いを伝えたい時や聞きたいことがある時、文句を言わなければならない時に、上手く自分の意図を伝えられず歯痒い思いをした。
英語圏でないインドだったが、多くの人々が英語を話していた。waterはウォータルだし、supermarketはスーペルマルケットだったから、慣れるのに時間はかかったけど、日本で暮らすよりは英語を使う頻度も高く、英語力の平均値は高いように感じた。
外国人からではなく、日本人からも多くの刺激を受けた。インドやマレーシアで沢山の日本人の方に出会ったが、皆さん英語が堪能で、旅を、人生を楽しんでいるように見えた。単純に羨ましいと感じたし、英語を学習したい!と強く思えるきっかけとなった。
英語を学習したい!(=英語を学習しないといけない!)
3、インドのカレーは本当に美味いこと。
インド料理は基本カレー風味なこと。
日本に帰ってきてからこの記事を書いているが、もう既にインドのタンドリーチキンが恋しい。
インドに出発する前、今回の旅については訪れたい都市、都市間の移動方法、都市の有名スポットぐらいしか調べていかなかった。
旅行前に調べた事前知識を少しだけ共有しておく。
荷物に関してはリュック一つで十分だった。
(同じTシャツで数日過ごしたこともあったから潔癖症の人は厳しいかも…)。
荷物以外の見積もりは全て甘かった。完全にボラれた。
急遽組んだツアーも、ガンジス川でのボート代も、タクシー代も、相場の数倍を要求されたが、楽しむに払うしかなかった。
現地の人や他のツアーガイドと話す中でボラれていることに気付いたが、時すでに遅し。相手への腹立たしさと共に、自分の「なんとかなるだろう」という楽観的すぎる見通しに呆れた。
危険を煽ってから助けたフリをして高額なツアーを提案する、これが全て演出でありグルだとしたら、インド人は詐欺のプロ意識が高すぎる、全員が役者。
それでも、安心安全なタージマハルツアーよりよっぽど人生だった。
危険も犯したし、お金も高く払ったし、見たくないものも見たし、くっそ汚いガンジス川に足をつけたりしたけど、想像を遥かに超えるディープな経験をできた。
私はインド洋ばりの広い心で、タージマハルのように動じず、日本人らしく清く正しく強く生きていきたい。
インドで沢山の経験をしたが、行きと帰りにもトラブルに遭った。行きと帰りでそれぞれ1泊ずつマレーシアで過ごした、全くの予想外。
行きは完全に自分たちのミス、アナウンスされると思い込んでいたため、飛行機に乗り損ねてしまった。完全に平和ボケ。
帰りはデリー→クアラルンプールの飛行機が遅れたことでクアラルンプール→日本に乗り損ねてしまった。だが、この乗り損ねは素敵すぎる出会いを運んできた。同様に乗り損ねた5人の方々とは航空会社が用意したホテルが一緒だったので沢山お話をさせてもらった。
大学1年生の頃から20カ国以上を1人で周っている方、日本人とドイツ人の国際カップルの方々、日本人奥さんと京都でジェラート屋を経営されているイタリア人の方、繊維の商社に勤めていて海外の工場を視察されている方、から興味深いお話を聞くことができた。皆様からは言語化できない豊かさを感じた。
今後は、英語学習に精を出すだけではなく、インドに行くことを決めたその気持ちを忘れず、もっともっと海外に触れていきたいと思う。
最後に、チップ文化だるすぎ!!
平気な顔して額言いながら手を出してくる、がめつい。払わないと一生こっち見てきたり、付いてくる。
最高の卒業旅行だった。
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