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35.おっさんJリーガー年俸120円でも最高に幸福なわけ

 安彦考真さん、かっこいいです。

 テスト期間なので読書をしている場合ではないと分かっているつもりでしたが、面白すぎて読み進めてしまいました。本を読んでファンになり、インスタの投稿を見て大ファンになりました。
   #挑戦する者たちへ
   #応援カレンダー
 安彦さんの言葉には発信力や影響力、パンチ力が滾っています。インスタの投稿はまじで熱くなります。

 安彦さんは、Jリーガーを志すもサガン鳥栖と清水エスパルスの入団テストを受けて不合格になったという過去を持ち、それ以降は通訳、サッカースクールのコーチ、小学生年代の世界大会の運営などサッカー関係のビジネスに関わってきた人です。
 ここまでの経歴はそこまで珍しいものではないように思われますが、ここからの経歴がとても面白く、情熱的です。
 なんと、39歳で再びJリーガーを目指し、40歳でJ2水戸ホーリーホック所属のJリーガーになったのです。2020年に引退してからは格闘家に転身し、唯一無二のキャリアを送っていると言えます。

 40歳でJリーガーになった安彦さんの言葉で、特に僕の心に響いたものを紹介します。

 お金とはぶら下げられた人参ではなく、自分の付けた足跡のことだと思っている

 Jリーガーになる前は1000万円の年収を手にし、何不自由のない生活を送っていたが、リーガーになり年収実質0円になった安彦さんですが、この本には「お金に縛られず感情に揺さぶられるまま自由に生きていられる、今の方が幸せであり、断然楽しい」と書かれています。
 単身とはいえ、40歳で年収を捨てることは並大抵のことではないと思います。だからこそ説得力があり、心からそう思っていると感じられます。
 安彦さんはJリーガーを目指す前の十数年を「ぶら下げられた人参を必死に追いかけるあのとき」と表現し、お金に縛られていたと書いていますが、安彦さんが「何のためにJリーガーになるのか」と考えたように、僕自身もこれから控える就活に向けて「何のために就活するのか」、「何のために働くのか」といった根本的な問題に向き合うことでお金(給料)に縛られない職選びをできるのではないかと考えています。

 短くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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