はじめに。

昨日、厳しい意見を投稿しました。
前々から書く事を腹に決めてました。

昨今のチケット代高騰の件もあります。
それ以上に、無事公演されるか分からない舞台のチケットを開催半年前から購入して、遠征などで準備してる人たちがいます。
勿論、純粋に観劇できる日を心待ちにしていると思います。

それを私情で蔑ろにしてくる人間に対して寛容になれは、難しいです。
『チケットはお客様との約束』だと仰る俳優さんがいました。
約束を守ってほしいだけです。

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本題。
※一応ネタバレ回避。

マチネを観劇したファン『推しの謝罪は解釈違いです！！』

で、私の『ミュージカル　薄桜鬼 真改　土方歳三 篇』が開幕しました。

私『そこのお嬢様方…本編は…本編は大丈夫です…？？楽しめます…？？』
不安しかない。

※YouTubeの開幕直前放送の話。

今回から『ミュージカル 薄桜鬼(以下薄ミュ)』で変わった事として。
脚本演出が西田大輔氏から毛利亘宏氏に戻った、という事。
毛利氏の脚本演出は幾度か『少年社中』様で拝見しているので、特に問題なく楽しめるはず…なのになんだろう。この漠然とした不安感は。
直前までずっと落ち着かなかったです。

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観劇後の率直な感想。

正直、そこまで期待してなかったです。
いつものOPの歌が聞ければいいかなーぐらい。
今現在、今年一番楽しかった舞台です。
もう一回記憶消して観劇したいぐらい。
むしろ今まで見てきた薄ミュは何だったんだろうかと思うぐらい。

※いやー稽古の際、千鶴ちゃんはしっかりしてるけど男性陣が割と場慣れし過ぎの空気出してるとは聞いたことあるからさぁー。特に今回近藤さんがさぁーどうなるかなってさぁー。(粛清されるよ)
※本当に今回全て新曲だった。ビックリした！！カテコで聞けて安心した！！

スペシャルカーテンコールを入れて、今回3時間の公演時間ではあるものの、時間を感じさせないし、片時も目が離せない。
原作をプレイせずに、何故かミュージカルを追いかけている人間なので、実際の原作のボリュームが如何ほどか分からないのですが、結構な量の内容を詰め込んでるのか、物語の展開スピードが速いとは感じました。

乙女ゲームが原作だからと言って、女々しいわけでもなく。
乙ゲ苦手な私でも楽しめる舞台だし、史実の『土方歳三』の歩み(新選組～函館戦争)を理解していれば本当、誰でも十分楽しめる作品です。
※むしろ音楽部分を『デート・〇・ライブ』だと思えば、いい感じにバランス取れるかなって…(無理があるし、そんな楽しみ方するの私だけだよ)。

公開直前放送で稽古場の映像が流れた時、いつもと違うなとは思っていたけれど。
殺陣以上にダンスが激しい。
なのでケガせずに完走してほしいなと。
個人的に西田さん演出は殺陣と台詞が多いイメージ。粗削りで光の効果を使った派手な演出が多いかなと。で、歌(曲)が基本的にムーディー。
そこを毛利さんが上手に拾い上げて演出されているので、歌・芝居・ダンス・殺陣がバランスよく濃縮されていたかなと。
※過去作ラテン調の曲入れたりしてた…筈。音のレパートリーが多い。
※毛利さんの脚本演出ご存知の方なら今年1月の『テンペスト』をギュっとした感じ。

あとは、近藤さんの出演がいつもより多かったかなと。土方さんメインだから余計に、なのかな。千鶴ちゃんに稽古つける際に馬みたいになる近藤さんは面白かった。千鶴ちゃんも負けてなかった。
総司も、今回割と優遇といいますか。大抵黒猫と戯れてる事が多い気がしてたので新鮮だったなと。
場面の展開上、仕方ないとはいえ大鳥さんが千鶴ちゃんに『お茶』と『おにぎり』渡すシーンは割とシュール(笑)
あと日替わり？なのかな。日替わり部分も（あったとしたら）前作見てる時に「アドリブちょっと苦しそうだな…」と感じる事はあったけれど、今回はあんまりそういうのを感じることなく、酔った平助がお偉いさんに絡むシーンは好きだったなぁ。

土方さんを追いかけて函館まで行く千鶴ちゃんの健気さに胸いっぱいになるし、クライマックス、桜の中の土方VS風間・因縁の対決は必見です。

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俳優さんに関して。

『歴代』という言葉があるので、憚られる部分はあります。
※歴代、今回はちょっと譲ってあげてよ。
ただ今回、土方歳三役の久保田秀敏氏には…仰天してました。
佇まいが何か違った。『鬼』がいた。
おかしいな…薄ミュの土方はずっと変わらず、くぼひで氏だと言うのに…。
私は何を見ていたのだ…私の目は節穴だったのか…切腹せねば。
すみません…神戸公演観た、くぼひでガチ勢の方々…。
くぼひで氏は薄ミュ以外の作品だと、あのような演技もされるお方なのでしょうか…。わたくし、スマートな役のくぼひで氏しか知らないので…。
観終わった今でも…ものすごい所に引き出し隠し持っていたなと…驚いております…。
あの感情であのポテンシャルで千穐楽まで行くの…！？もう応援しかできなくてもどかしい。

山崎の最期のシーンとか。
千鶴ちゃんに泣き言言っちゃったりする少々泥臭いシーン。
あまりよろしくない表現ですが、無性に性癖に突き刺さる。
少々涙腺が危うかった。
あと…気のせいかな？顎クイやってた気がする。
(…ん？何か前にも誰かさんがやってたような気が…？？兄弟か(笑))

歌に関しては、千鶴ちゃんのこぶしの効いた歌唱力を是非浴びてほしい。
芝居してる時と歌の時と違いがスゴイ。
それと、思っている以上に刀抜いて応戦してる。(気がする)

ちー様に関しては、ちょっと歌いにくいのかな…？と思う所はありましたけれど、写真の美麗さと演技の雄々しさのギャップがものすごかったなと。
※SNS見てる時に、たまに刀の方面から…あー綺麗な人が写ってるなー…わー…流れてった―……という感じですね。

※4/21追記：お言葉お借りします。
題目2番目に初代風間と今代風間について、くぼひで土方さんが語ってます。なので初代は大御所。

川上左之さんもそうだけど、普通に佐々木ちー様版見たいなと。
大海はじめちゃんが王子様すぎるという解釈は分かる(わかる)。
丸山山南さんの初々しさを浴びて。
あと、毎回小池新八の声を心配してる。今回は大丈夫だった。

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という感じで。
走り書きな上、いつもの如く長丁場になってしまいましたが。
本日19日から東京公演始まりますので、ご興味ある方は覗いてみてください。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
良い一日をお過ごしください🌸