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明日の世界を手に入れる

このマガジンではスペキュラティブデザイン(問題提起をするデザイン)を中心としたこれから起こりうる未来予測に関する内容を中心とした記事集です。自己投資や自助努力が求めらる時代に、何… もっと読む
このマガジンでは私竹鼻良文が10年以上かけて積み上げてきた経験と知見を駆使し、未来予測や独自コンテ… もっと詳しく
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2020年7月の記事一覧

東急ハンズを、世界で勝負するデザイナー・竹鼻良文と歩いてみたら

前回記事「ハンズと手を組み続けて18年。誰でも世界のデザインに挑戦できるお話」にて、ハンズ玄人の竹鼻さんが、世界で勝負をするデザインやものづくりにおいて東急ハンズという場所がいかにすばらしいのか、みなさまに伝わったとは思いますが・・・ 定期購読を読んでいただいている方のなかには、「自分はデザイナーでもないし、ものづくりなんてやれないだろう」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。わたしもまさにそうでした。しかし、クレイジータンクの活動を通じて、竹鼻さんから以下のような話を聞

ハンズと手を組み続けて18年。誰でも世界のデザインに挑戦できるお話

僕はこれまで、建築家、デザイナー、まちづくり、アーティストなど多くの分野で仕事をしてきました。まとめるとクリエイターと呼ばれる職業になると思います。建築では、日本建築学会会長 古谷誠章氏の個人賞をいただいたり、デザインの分野ではLEXUS DESIGN AWARDで賞をいただくなど、手前味噌ながら色々な評価をいただくことができました。 そんな僕がこれからの時代に大切にしていることを前回の定期購読マガジンで書かせていただきました。ぜひご一読ください。 僕や僕が関わっているク

「発想」に価値を見出す世界を目指して

長年ものづくりやサービス作りに関わってきて、ずっと疑問に思ったり、追い求めてきた世界があります。 それは「発想」に価値を見出すこと。逆にいえば特に日本では「発想」への価値が過小評価されていることに疑問と不安を感じてきました。 発想に価値を見出すことの価値 例えばアクセサリーを作って販売する時に、材料費や人件費(製作時間)を元に価格を決定するだけではなく、そこにどんなコンセプトや企画力が入っているのかを一番に考えて価格を決めてること、そしてその発想に価値を感じてもらい、購

テクノロジー時代だからこそ、"人的要因"を大切にせよ

テクノロジーの発展やAIなどの話題が日本に浸透し始めてから5年くらいは経つでしょうか。アメリカを中心に1996年あたりから人工知能の台頭が予見されてからもうすでに24年が経過しようとしています。今もなお、ディープラーニング(人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法のひとつ)が関わるテクノロジーのニュースに驚かさることが多々あります。 僕自身テクノロジーに出会ったのが今から14年前。大学院1年生の春でした。 当時の日本教育への疑問からテクノロジーへの興