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コロナで露呈する贅肉

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言を受け、自宅で過ごす時間が極端に増えた。

これに伴い、起こっている現象を綴りたいと思う。

空前の断捨離ブーム

ここでいう「贅肉」とは、つまり「不要品」。

コロナの影響に伴い起きている現象が「断捨離」だ。僕の周りでは一斉に断捨離ブームが起きている。

■居心地の良い空間にするためにスッキリさせたい
■外出機会が減ったことにより、使うもの使わないものが明確化された
■収入が減ったので現金化したい

上記要因が背景にあるのだろう。

それに追い打ちをかけるように流れているメルカリのテレビCM。

普段、気にもしなかった家の物が、長時間過ごすことにより気になり出す。特に、洋服は外出機会が激減した今、たくさん持っていても意味がなく、処分するものの一番の対象だろう。

また、外出帰省に伴い、モノに触れる機会が減ったことにより、衝動買い欲求も起こらず、一層「物を所有する」ということに対して見直すきっかけになっている。

これに伴い、消費者には「物の本質的価値を見出す」能力が、身についてきていると考える。

人材の断捨離も加速する

断捨離はモノだけでなく人も同様だろう。リモートワークが実施されている中、出社しなくても成果が出せるor出せない人は顕著化していく。

また、コロナの影響で、業績が悪化している中、固定費ではなく流動費で賄える(賄いたい)業務の外注化、もしくは、減価償却できるデジタルへの投資。これに伴う人材整理も間違いなく起こるだろう。

経営サイドは今回の件で、できる限り社員を守ろうと動いている一方、社員を守る大変さを痛感している。よって、守る人数を最小化していきたいという流れになっていくだろう。

市場もスリム化される

今件で、本質的なものの価値を見極める目を培った消費者たちは、価値があるもの以外は購入を控える動きがしばらく続くだろう。

質の低い物やサービスは相手にされず、結果、価値を提供していない企業は市場から消えていくだろう。

インテグラル(株) 代表取締役
スカイマーク(株) 取締役会長
である佐山展生氏のTwitterがわかりやすいので引用させてもらう。

本質的価値があるものだけが残る時代に

人も物も企業も、スリム化していく市場において、本当に価値を持ってる(提供できる)ものだけしか残らない時代がしばらく続くだろう。

コロナがもたらした影響は本当に計り知れず、収束の目処が立ってない今、今後どう動いていくか予想も難しい。

緊急事態宣言が発令され、落ち着いた時間を持てる今だからこそ、僕自身も含め、今後に向けてしっかり向き合う時間にしていきたい(してほしい)と心から思う。

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