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最近増えてきましたよね。海外ドラマ。日本を題材にしたドラマも、「TOKYO VICE」「G.I.Joe」や「SHOGUN」(2023年公開予定)を始め、予算100億円を超える大規模な作品がどんどん作られています。ハリウッドでは今アジア人が熱い!と言っても過言ではないでしょう。(まあ韓国ドラマ・映画のおかげでもありますが。)それでも、日本には芸者、ヤクザ、相撲、アングラカルチャー、アニメなど海外のクリエイターにとってネタの宝庫であることは言うまでもないありません。これからも、日本を題材にしたドラマ、映画はコンスタントに作られていくでしょう。

で、やはりこれから、日本の俳優にもチャンスが沢山巡って来るのは火を見るより明らか。「今月は京都で時代劇」という感覚で、「今月はバンクーバーで海外ドラマ」と、新幹線の回数券の代わりにビジネスクラスのチケットを渡される日が来るでしょう。

ハリウッドの話をするとよく聞かれるのが、マネーの話。日本で既に高いギャラを貰っている方は別ですが、ヤラシイ話、海外の作品の条件はゼロが一つ違うとも言いますよね。

でもそれにはオーディションに勝ち抜かなければなりません。

ある日、事務所から「これ受けて」と英語のオーディション台本をFAXされても、どう準備していいのわからないのではないでしょうか?それに最近は「セルフテープ」というビデオレターの様な形式を取っているので、それにも対応できない。

実際のオーディションが来てからセルフテープの提出まで、アメリカだと4、5日の猶予しかありません。日本のキャスティングの場合、もう少し時間に余裕があるかもしれませんが、それ程長くないのが現実です。

日本の芸能界のしがらみをすっ飛ばして、海外で可能性を見つけたい若手も沢山いると思います。そんなあなたが、もし日本にいながら海外を目指すのであれば、それなりの準備は必要です。

英語力はもちろんの事、「オーディションを受ける技術」というのが必要になってきます。

それには、オーディション台本の分析方法や、海外で求められる芝居の方向性など必要不可欠な技術が必要だと、私のハリウッドでの現場の経験から感じるのです。

ですが、

これをやれば必ずオーディションに受かるという必殺技はありません。

いくら準備して納得の行く演技ができたとしても、オーディションはお見合いの様なもので、相手が探しているタイプにハマらない場合は、カップル成立!とはいかないのもオーディションの醍醐味の一つでもあります。

しかし、その確率を上げるためにも、時間のある時に勉強する手助けができればと思い、どれだけ興味のある人がいるか分かりませんが、自分の経験してきた事をチョロチョロと出していこうかと思っています。

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