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「中小企業診断士って役に立つの?」への、ひとつのお返事

いや~~本当に申し訳ございません。

最初から謝るってなんだよって感じですよね。

でも、本当に申し訳ございません(大事なことなので二度言ってみる)。

今年の1月以降から、かなり大規模な新規立ち上げに関わっておりまして……。

それに伴い、諸々行き届かない部分も多く、各方面にご迷惑をおかけしております。

来週には落ち着きたい……

この年齢になって久しぶりに、昼の仕事にかける時間が爆増しました。

休みたい……みたいな弱音はあるのですが、ここで弱音を吐きたいわけではありません。

「中小企業診断士って、なんの役に立つの?」という、定期的にTwitterを賑わせる問いに対して、こんな回答もあるのかなぁという気付きがあったので、今回はそのことについて書き残してみます。

◆ 視点


この数か月、私の周りで聞こえてくるキーワードのひとつが“視点”です。

(諸々言えない内容が多いので、濁して書きます)

例えば、ビジネス全体のある特定分野について、どういう流れで進めていったらよいのか整理をして社内の関係部門と調整をするケース。

この時、ビジネス全体を見た上で、「このタイミングでこれが必要になるので、これを貴部門と調整したいのです」みたいな話ができると、相談された部門のメンバーは「はいはい。なるほどね。じゃあ▲▲が必要だからまず●●をしないとね」と話が進みやすいですよね。

しかし、そう単純にはいかない。

役職的が上である=“ビジネス全体を見た上で”ができるとは限らないのです。

このような時、役職についているかついていないかは置いておいて、メンバーの中に中小企業診断士がいると、とても話がスムーズです。

なぜならば、中小企業診断士という資格の特性がありますが、多くの中小企業診断士は物事を客観的に、かつ、俯瞰して、あらゆる角度から見ることができるから

「こういう視点もあるよね」「ああいう視点もあるよね」という気付きを中小企業診断士からメンバーに共有することで「なるほど!」「それはA部門に相談が必要だ!」というように、潰せていないポイントを見つけ、潰すことに繋げられるのです。

これ、案件立ち上げがある程度フォーマット化されているケースであったとしても、中小企業診断士の視点は役立ちます。

「今回のケースだと、■■は確認しないと危なそうだね」というケース、結構あります(実際にあった)。

◆ 想像力

“多くの中小企業診断士は物事を客観的に、かつ、俯瞰して、あらゆる角度から見ることができる”と書きました。

これができる源って、何なのでしょう?

いろいろな意見があるかとは思いますが、私は、想像力が源ではないかと考えています。

私たち中小企業診断士は受験を通じて、あらゆる「もし××だったら」と仮定することを学びます。

学びが進めば、ある程度ロジカルに仮定を置くことができる。

しかし、人間の嗅覚というのでしょうか、「もしかしたら◎◎も考えないといけないかもしれない」と感じる源って、想像力なのではないかな、と。

そんな考えもあるので、先月書いたこんな活動もしているのです。

ということで、私からの「中小企業診断士って役に立つの?」へのお返事のひとつとしては「新規ビジネス立ち上げの現場で、中小企業診断士が持つ多種多様な視点と想像力が役立つ」です。

中小企業診断士の資格が役立つというよりは、中小企業診断士になるまでの過程で学んだことが役立つ、といったところでしょうか。

私たち中小企業診断士にとっては普通のことですが、世の中に出てみると「それできるの! 中小企業診断士って凄い!」と評価してくださる部分って、ここまで書いてきた“視点”“想像力”はもちろん、他にもいろいろあるのではないかなぁ……。

新規案件の立ち上げに関わっている中小企業診断士の皆さん、お疲れ様です。

お互い、まだまだファイトですね

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そんなこんなしている間に、なんと、このブログの執筆メンバーが参加している企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム(企業内チーム)の6月定例会が明日6/29(木)に開催されます。

明日の企業内チームの定例会内容は3本柱でお送りするのですが、個人的にとても楽しみにしているのは、信用金庫に勤務している中小企業診断士が語る“信用金庫業界ってこんなところだよ”というパート

中小企業支援をしていると、お金の相談はじめ、信用金庫との関係性ってとても重要です。

業界内にいる中小企業診断士が、可能な範囲内でアレコレを話してくれるなんて、なかなかない機会なんですよね。

うん、楽しみ!

……でも、私、ちゃんと参加できるのか……が、頑張ります!

頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。