深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」
2021.12.2-2022.1.31
上野の森美術館
初めて深堀隆介の作品を見たのは、東京国際フォーラムにあるフォーラム・アート・ショップのギャラリーで見た「深堀隆介 - 金魚浴2010 - FUKAHORI Riusuke」もう12年も前のこと私が銀座のギャラリー巡りにハマっていたころでした。その後、大作をパナソニック汐留美術館でのグループ展「特別企画和巧絶佳展令和時代の超工芸」でも拝見しています。
透明樹脂にアクリルで描く金魚はアクリルを何層にも重ねることで、奥行きや立体感がでて本物と見間違うほどのリアルに仕上がっています。深堀さんの作品で好きなのは、四季を取り入れていたり、金魚の糞までありのままの姿を描くところ。今回の展覧会で、金魚をデッサンするのは飼っている金魚が亡くなって静止した時だけ、というエピソードが興味深く感じられました。
代名詞の樹脂作品のほかにも、販売用のTシャツやインスタレーション、絵画、立体作品など、様々な表現媒体の作品が見られたのも良かったです。
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