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竹美映画評

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アデイonlineからnoteに移行して、自分で書いてみた映画評です。
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#インド

竹美映画評97 サブコンテクストも美味。インドホラーの新しい傑作 ”Bramayugam”(…

そのうちマジで『ホラー映画で巡るインドの旅』という本を書きたいという企画を持っている。需…

竹美映画評94 北朝鮮の「RRR」 『猛獣の狩人(맹수 사냥군)』(2001年、北朝鮮)

土曜日早朝(朝五時半ゴゴゴゴ)から研修を受けたり、土日にも少しだけ仕事を入れたりしたせい…

竹美映画評90 見たか!グローバルサウスの盟主の力を!! 『The Vaccine War』(2023…

何度か取り上げてきたヒンディー語の映画監督ヴィヴェク・アグニホトリ監督最新作、『The Vacc…

竹美映画評89 インド・パヨクの黄昏 『Buddha in a traffic jam』(2014年、インド、…

※一部加筆 アンチボリウッドの旗手として日々舌鋒鋭くボリウッドやリベラル系メディアを非難…

竹美映画評88 家族主義と息子 ”रॉकी और रानी की प्रेम कहान…

ボリウッドのラスボス、カラン・ジョハルが監督として帰って来たァ! しかも、カランにとって…

竹美映画評79 「社会」は皆の心の中に 『2018』(2023年、インド、マラヤーラム語)

先週の金曜日には『The Kerala Story』を観てぐったりしてしまった。 ところが鑑賞後、ツイッ…

竹美映画評78 やるせない田舎の村の記憶 『Virupaksha (విరూపాక్ష)』(2023年、インド、テルグ語(ヒンディー版))

Virupakshaが日本で限定公開されたのを、日本のテルグ映画ファンが観て感想をアップしていた。黒魔術が出ている!何ぃ・・??完全にノーマークだったことを恥じ、近所でまだ1日1回だけ辛うじてヒンディー版をやっているのを見つけ、彼氏を説得して(彼は黒魔術モノは好き)観に行った。これがまた、金曜日に観たぐったりする映画とは全然違う方向にぐったりして、大当たりだった。 インドホラーがコメディパート無しで展開している。 Screenplay(脚本と原作がどっちがどっちなのか分か

竹美映画評77 拷問ホラーみたいな「社会派」映画 『The Kerala Story』(2023年、イ…

突然ネットで話題になったヒンディー映画『The Kerala Story』を私達も観に行くことにした。 …

最近観たインドの映画たち

(5月2日:またしても思い込みで人名をタイプミスしたので直しました。プージャ・ホグデ→ヘグ…

竹美映画評76 笑って震えて 『Evil dead rise』(2023年、アメリカ)

インドでアメリカホラー映画を次々に観ることができ、(字幕無しだったり英語字幕はつらいもの…

竹美映画評64 伝統芸能の強み『KANTARA』(インド、2022年)

彼氏の気が変わり、最近公開されて評判のよい『Kantara』という映画を観ることになった。南イ…

竹美映画評62 ボリウッドのアルジュン・カプール問題『Ek Villain Returns』(インド…

印象的な主題歌『Galiyaan』で知られるサスペンス映画『Ek Villain』…を観たのではなくて、そ…

竹美映画評57 ブロマンスの花咲く歴史ファンタジー 『RRR』(2022年、インド)

ラージャマウリ映画が公開されてしまった!コロナで公開が何度も延期されたおかげで観客の気持…

竹美映画評52 ロードムービーが見せる社会の断面 『Happy Journey』(2019年、インド、テルグ語)

遂にインドに来てしまった。インドに行く途中のエアインディアの飛行機では、豊富なんだかやっつけなんだか分からないラインナップの映画を見ることができた。その中でテルグ語映画も観なきゃねと思って選んだのが『Happy journey』。あらすじではホラー映画風だったので選んだのだが、さすがインド!全く別の作品の解説が入っていた。 作品は、太っちょの引きこもりゲーマーが、ド派手なワゴンでハイダラーバードからベンガルールまでの道のりを旅する話。ついでに乗合タクシーもしちゃえ!という