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竹美映画評

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アデイonlineからnoteに移行して、自分で書いてみた映画評です。
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#インド映画

竹美映画評97 サブコンテクストも美味。インドホラーの新しい傑作 ”Bramayugam”(…

そのうちマジで『ホラー映画で巡るインドの旅』という本を書きたいという企画を持っている。需…

竹美映画評95 有害な男性性をデトックスするプラバース 『Salaar: Part 1 – Ceasef…

南インドアクション映画に結構前から飽きていたのだが、二か月も映画館に行けなくて寂しかった…

竹美映画評90 見たか!グローバルサウスの盟主の力を!! 『The Vaccine War』(2023…

何度か取り上げてきたヒンディー語の映画監督ヴィヴェク・アグニホトリ監督最新作、『The Vacc…

竹美映画評89 インド・パヨクの黄昏 『Buddha in a traffic jam』(2014年、インド、…

※一部加筆 アンチボリウッドの旗手として日々舌鋒鋭くボリウッドやリベラル系メディアを非難…

竹美映画評85 神経衰弱ぎりぎりの弱者たち『Bhoothakaalam』(2022年、インド(マラ…

(2023年6月23日:タイトル追記。観て直ぐ書いたので、何度か読み直すうちに、本作に出て来て…

竹美映画評84 スローモーションの威厳『Adipurush』(2023年、インド(ヒンディー語…

日本ではプラバースファンが毎日息も絶え絶えのようなツイートをしており、インドでは賛否両論…

竹美映画評83 インド男が自立するとき 『Chandigarh Kare Aashiqui』(2021年、インド(ヒンディー語))

(故に、が多いなwそれから、文法的におかしいところがあるのでさすがに修正します。6月7日) 2021年末にインドに来たばっかりの頃にやっていた映画。内容は(もうこれネタバレじゃないよね)、トランス女性に恋してしまったインド男がどう自らを見直していくかというお話。アユは、頭髪の少ない男、ED、同性愛者男性、声だけ女性のテレフォンサービス男、詐欺師のピアニスト等、現代インド男性をコミカルかつ共感できるように描いて来た。 尚、タイトルにある通り、舞台は北インドはチャンディーガルと

竹美映画評81 『ライトニング・ムラリ』("Minnal Murali (മിന്നൽ മുരളി)…

先日観たマラヤーラム映画の『2018』に非常に感銘を受けたのだが、主演男優Tovino Thomasが主…

竹美映画評80 『Punnami Naagu(పున్నమి నాగు=満月のナーグ)』(1980年…

いつになったら読み終わるのか分からない本Mithuraj Dhusiyaの『Indian Horror Cinema』(2018…

竹美映画評79 「社会」は皆の心の中に 『2018』(2023年、インド、マラヤーラム語)

先週の金曜日には『The Kerala Story』を観てぐったりしてしまった。 ところが鑑賞後、ツイッ…

竹美映画評78 やるせない田舎の村の記憶 『Virupaksha (విరూపాక్ష)』(202…

Virupakshaが日本で限定公開されたのを、日本のテルグ映画ファンが観て感想をアップしていた。…

竹美映画評77 拷問ホラーみたいな「社会派」映画 『The Kerala Story』(2023年、イ…

突然ネットで話題になったヒンディー映画『The Kerala Story』を私達も観に行くことにした。 …

最近観たインドの映画たち

(5月2日:またしても思い込みで人名をタイプミスしたので直しました。プージャ・ホグデ→ヘグ…

竹美映画評73 結婚、家族、キャリア?『Tu jhoothi, main makkar』(2023年、インド(ヒンディー語))

ランビール・カプール!そっち方面が絶対いい。 『Pathaan』大ヒットでほくほく顔であろう、YRF(ヤシュ・ラージ・フィルムズ・配給)が次に投入した大作はこちら!「Tu jhoothi, main Makkar』(意味は、君は嘘つき、僕は詐欺師、みたいな感じ)。ランビール・カプールとシュラッダー・カプール(別に親戚じゃないみたい)が主演するラブコメディ。 お話:実業家かつ「カップルを別れさせる仕事」をしているミッキー=ロハン(ランビール・カプール)は、親友マヌの妻の友人