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竹美映画評

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アデイonlineからnoteに移行して、自分で書いてみた映画評です。
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#ホラー映画

竹美映画評96 韓国女幽霊映画と『エクソシスト』のマリアージュ 『너 또한 별이 되…

(ま、写真は月なんですけども…) 前回紹介した韓国映像資料院の2009年の季刊誌から見つけた…

竹美映画評91 悪魔と神がアメリカを再生させる 『The Exorcist: Believer』(2023年…

映画は、異文化や相容れない人々の世界を覗き込み空想するための窓である。 宗教保守主義と自…

竹美映画評86 ヒステリーを起こしかけているアメリカ? 『フォーエバー・パージ』(…

今やホラー・スリラー映画のヒットメーカーであるブラムハウス社がライフワークのごとく続けて…

竹美映画評85 神経衰弱ぎりぎりの弱者たち『Bhoothakaalam』(2022年、インド(マラ…

(2023年6月23日:タイトル追記。観て直ぐ書いたので、何度か読み直すうちに、本作に出て来て…

竹美映画評80 『Punnami Naagu(పున్నమి నాగు=満月のナーグ)』(1980年…

いつになったら読み終わるのか分からない本Mithuraj Dhusiyaの『Indian Horror Cinema』(2018…

竹美映画評78 やるせない田舎の村の記憶 『Virupaksha (విరూపాక్ష)』(202…

Virupakshaが日本で限定公開されたのを、日本のテルグ映画ファンが観て感想をアップしていた。…

竹美映画評66 父親たちの変異世界『ザ・ヴォイド 変異世界』("The Void"、2017年、カナダ)

前々から好き好き言っていたわりには本作のどういうところが好きなのか、長らく分からなかった。最初に観たのが英語字幕付き英語音声だったので、やっぱりどうしてもね、キーとなる設定を見落としたり聞き逃してしまったのだろう。他の人の感想を読むと、ふむふむと思うところがたくさんあり、それによって肉付けされたところが大きい。 ストーリーは、何とも言えず中二病的でもあり、男性(父親)ならではの病み方も感じられて興味深い。 警官ダニエルは田舎道に飛び出してきた若造を保護し、近くの病院に運び

今週観た作品 メキシコホラー二本立て

今週は気力がなくて二本しか観なかったが、メキシコのホラー映画という、私の未開拓のものが観…

竹美映画評⑲ あの人に会いたい 「喰らう家」("We are still here"、2015年、アメ…

ホラー映画の機能として、非現実的な欲望について考えを巡らせるという効果がある。我々人間っ…