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台湾環島旅行記(その2)

瑞芳駅近くに再び戻り、お昼ご飯。


物色していたら、死んだかのように眠るネコに出会う。
※生きてます



やけに安い(15元!)雛肉飯的なやつを頼んだら、半人前ほど。
しかしあまりの暑さに食欲が失せており、案外これぐらいで丁度良い。
そのあとに冷気と電源を求めて入った、カフェのココナッツミルクラテの方がよほどお値段が高かった。


台湾はある程度の街ならコンビニがあるのだが、ファミリーマートとセブンイレブンが隣同士に。いくらなんでも近すぎない?

再び区間快車を待ち受け、冝蘭へ。
ココでのミッションは、レンタサイクルをゲットすることだ。
ここで自転車を借りて、電車に乗せて今日のナオキさんの目的地である南奥へ行き、そこ

持ち時間は30分少々とあまり時間がないので、駅前の観光案内所で聞いてみる。
するとあそこならあるかもしれないという雰囲気だったが、大体の方角を教えて貰う。
しかしそちらに行っても、貸スクーターがあるような店しかない。近くを探索して気配がないので、そのお店で聞いてみる。
やはりない。
ダメ元でお店の人に聞いてみたら、そもそも冝蘭の駅周辺にはレンタサイクルはないのだそう。
自転車を借りて南奥へ行きたいということを伝えると、それなら南奥ならあるよ!そこで借りたら?と言う。えっ?そうなの??
Googleで見る感じ、南奥はローカルな街。そこで自転車を借りるのは難しいと見ていたが意外だった。


再び区間快車に乗り、南奥へ。
小さいローカル駅だが、駅前にでるとそれなりに商店がある。
確かに、難なくレンタサイクル屋さんっぽいお店を二件見つけることが出来た。片方は電動自転車もあるようだが、明日は峠越えをする道。電動なら楽だけど、もしも途中で充電が切れた時の悲劇はわかっているのでそれはやめる。
自転車の質もそんなに変わらなさそうだし、安いほうでいいか?と、1日100元(450円ぐらい)と格安で借りることが出来るお店で借りる。返すのは明後日の朝。最初、3日分の300元と言われたが、もう今日は夕方だし、明後日も返すのは朝だから!と、2日分に値切って借りることに成功。
多段変速のスポーツサイクル的な自転車だし、なんとかなるだろう。

因みに、借りるときにパスポートを預けることになるのは前回の旅でも経験したが、今回は宿に泊まることだし、ちょっとそれは困る。日本の運転免許証を出してみたら、それでもオッケーしてくれた。
やりとりは英語は通じない。しかし、なんとか身振り手振りとスマホの翻訳機能で無事に借りることが出来た。

さあ、いよいよGPSランナーとの合流だ。毎日SNSで共有しているGooglemapの位置情報によると、どうやらかなり近づいてきているらしい。
投稿によると、今日は一旦車で戻り、午前中に花蓮の市長と対談して、昼頃に20km程先の街・秀林をスタートしたらしいが、結構なペースで走っているんでは?というのが位置情報からわかる。

やってくる方向に走ると程なく、一行の姿が見える。
うそ!マジで来た~!!と、期待通りの反応。
もう間もなくゴールというところで、伴走しながら走る。やはり結構なペースで走っている。現地のサイクリングチーム方や、車で伴走のサポーターの方など、10人ぐらいはいただろうか?
そんな一行で、町役場にゴール。



熱い台湾茶で、町長さんの歓迎を受ける。
何を言っているかはよくわからんけど、とりあえず笑顔で歓迎されているということはわかる。
勉強していたのか?日本語をわかる人もおり、翻訳してもらったりもする。
1周中、現地の首長さんからの歓迎を受けることが多いらしく、そうした段取りも現地のサポーターの方が調整してくれているのだそう。
メディアでも紹介され、台湾での注目度は日に日に高まっているようだ。

一旦宿へ向かう。実は佐谷さんと事前にやり取りして、一緒に泊まることになっている。ナオキさん一行と同じ宿を抑えてくれていたところに、僕も便乗して潜りこむことにする(なんとかなるやろうと、宿は確保していなかった)
まだ佐谷さんは台湾に入ったばかりだそうなので、代理で僕がチェックイン。部屋に入ってみるとビックリ!佐谷さんの連れあいも含めて3人部屋なのだが、小さめのダブルベッドが2組。男三人の誰かは一夜を同じベットで過ごすのか!!しかもハートマークのラブラブ仕様だ。
もっともGPSランナーも、ともに走るまっすー(♂)と、数日前にヒラヒラのカワイイカーテン付きベットで寝たらしいので、まあそれに比べたら良いのか?

暑さに軽くやられていたので、クーラーの冷気に感動しつつ、シャワーを軽く浴びる。宴会スタートまで、少しだけ仮眠をとることにした。


みんなで駅前のお店に移動して、宴会がスタート。毎晩のように、現地の方が招待してくれているらしく、ナオキさんが一緒に来て良いよ!といってくれたので、ありがたくご馳走になる。
中華風の大皿に、さまざまな料理がドンドンと!テーブルを10数人で囲んで乾杯して頂く。

なんと、刺身の盛り合わせまで!確かに台湾は海に囲まれているから海鮮を食べるのも頷ける。ただ、日本の繊細な刺身とは違い、ぶつ切りの大味なお刺身。これも旨い!


電車でやってきた佐谷さんと連れのジャマ―さんも合流し、円卓の席の間隔を少しづつ詰めて密集。もう飲めや食えや!のお祭り騒ぎだ。
佐谷さん、やはりというか、ここでもオリジナルの乾杯の音頭・ビラパクを繰り出す!どこに行っても変わらんな(笑)

因みにこんな勢いで毎日大交流会をやっているらしく、恐るべしGPSランナーの体力。本当に休む時間がないだろう。

今日は20km少々と距離が短かったこともあり、15時過ぎにはゴールしたが、基本的には5時半には起きてコースチェックなどの準備や朝食。朝8時にはスタートして40km~50kmの距離を走り、夕方16時から17時ぐらいに到着。
一旦休んで18時には宴会が始まり20時に切り上げ。
ナオキさんは少しでも休むため、22時には就寝する!というのが基本サイクルらしい。
ただ、到着後に今日のように首長さんとの会談や取材などが挟まることもあるのだとか。その合間にもちろん、SNS更新ややり取りなども絡んでくる。なんにせよ、ハードスケジュールだということがわかる。

一次会は意外にあっさり?と一旦早めに打ち上げ。これも理由がある。
ドライバーを務めてくれるサポートメンバーは、打ち合わせなどもあるだろうし、お店への移動の足となるためなかなか飲む機会がない。
そのためゴール時間が早いこの日に、少し早めに終わらせて、宿に持ち込んで飲みなおすのも決まっていたのだ。
セブンイレブンで追加の買い出しをして、宿へと到着。


飼っているらしいネコもウロウロしている共有スペースで、2次会が始まる。
凄い勢いでお酒が減っていく。台湾の人はかなり飲む人が多いのか?と思いきや、若い人は飲む習慣があまりないらしく、台北などの若者のエリアでは、飲み屋を探すのも苦労するらしい。


まだまだ盛り上がるサポートメンバーだったが、ナオキさんとマッスーはさすがにそろそろ休む時間。
ここで僕の出番だ。
2年ほど前から、「旅する髭のネオヒーラーサロン」という屋号でマッサージをやっており、その器具を持参してきたのだ。

みっちりとしたスケジュールのお陰でマッサージを受ける時間もなく、身体に疲れが蓄積しまくっていたらしいので、寝る前に少しでも疲れをほぐしてもらおうとのことだ。

少し身体に触れると、やはりコリコリだらけ。全部をほぐそうとしたら数時間は掛かるであろうが、睡眠も大事なのである程度重点のところに絞って施術。そりゃ、毎日灼熱の中でフルマラソンやっていたらそうなるよな…と納得の疲れの溜まり具合だった。

少しでも癒してもらい、外に出ると土砂降りのスコール。夜は毎日のように土砂降りの雨が降るのだそう。明日の天気予報も安定しないらしいが、いかがなものか?雨に降られたら嫌だな~と思いつつ、結局佐谷さんと同じベッドにもぐりこみ、就寝した。

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