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【たけポン通訳ガイドに挑戦!?北海道旅 その15】

ツアー最終日の朝。ホテルのバイキングを頂き、さて出発だ。
まずは滝川市内のフクロウポイントへと向かう。高速のインターからもほど近い河川敷。しかし、さっと見渡したものの、ちょっとどこにいるのかわからない。手近な木を見回してみるが、なかなか見当たらないものだ。
後から聞いたところ、もう少し奥へと歩いて行ったところらしく、ちょっとミスったか。


もう少し見たい!と言っていたのが、雪の上のキツネとウミガモ、そしてフクロウ。
今日は16時ごろには新千歳に到着したいので、時間が限られてはいるが、ギリギリまで撮影を楽しんでもらおうか。

岩見沢までも高速を使い、そこから一路、南下していく。
一般道に降りても、道東と比べるとかなり交通量が多い。なんかホッとする気もする。
ここでは流石に野生動物を撮影するのは難しい。しかし、高速道路の表示板に、野生動物の侵入により通行止め…という表示に思わず笑ってしまう。エゾシカの大群でも出たのか?これは北海道ならではの表示だろう。
途中の道の駅あびらD51ステーションでお昼ご飯と、クラウディンが欲しがっていたお土産をゲット。友人に配るように、かわいいマグネットが欲しかったようで、丁度野生動物のデザインのものを見つけることが出来て満足していた。
ここはSLや国鉄車両の展示もしている道の駅だが、残念ながら冬季の平日は展示されておらず、見ることが出来ないのは残念だ。


先ほどの滝川ポイントが空振りになった(サクッと終わらせた)こともあり、急遽ポイントを追加し、フクロウが住んでいるという、とある神社を目指す。
現地に到着。
木の下を見ると、撮影禁止・静かに見守ってあげてくださいと書いてある。
多分そこから近いところにいるのだろうが、どこを探しても見つからない。
社務所の神主さんに聞いてみると、ここですよ!と教えてくれる。
見上げてみると、木のうろではなく枝の上に2羽、つがいで佇んでいる。
撮らないようにね!と伝え、場所を教える。
ステファンはどうしても撮りたそうだが、ここは保護のため、NGだ。
というのも、以前は撮影もオッケーにしていたらしいが、個体が変わって今来ている個体になってからは、一眼レフを向けると、そのレンズの反射が怖いのか、飛び去ってしまい数日帰ってこない…ということが、何度か続いたそうな。
なので、ここは落ち着いて住んでもらうためにカメラを向けないようにルールを決めたそうだ。(とはいっても守らない人もいるのだろうが)
この旅最後のフクロウは、見守るだけに終わった。

ステファンが神社に飾ってある和傘を欲しい!と珍しくお土産を欲しがるが、予想はしていたがここでは売っていないそう。まさかのAmazonで買ったとのこと。
夢を壊すのもアレなので、まあここには売っていないよということ、和傘は岐阜が有名だから、僕の街へ来てくれた時に案内するよ!と言うにとどめる。

しかし、そこにあったお守りがとても気に入った模様。
クラウディンはお友達用にたくさん買うし、ステファンもこれがいいな!と選ぶが、それは安産お守り。それはやめときな~、とそれぞれの色によって異なるお守りの意味を教えてあげる。

港の公園で、道の駅で購入したお昼ご飯を食べつつ、海鳥も観察。ただし、あまり近くに寄ってこないので、撮影はできなかったかな?
最後の〆にと、ウトナイ湖のネイチャーセンターへ。



多分、空港から一番近い北海道の自然を感じることが出来るポイント。頭上を飛行機が飛び交う中ではあるものの、僕らが行った時にはシマエナガ、そして遠くにカモの群れを見ることは出来た。
ここで出発に向けて、クラウディンやステファンはクルマの荷物を整理。
せめて国道に出るまでの間にキツネがでてこないか?と期待したものの、それは空振り。
まあ仕方がない。
空港までの道すがら、道東を廻るなら、直接飛行機でそちらに来てもらった方が良かったね!ということを言ったら、ステファンも確かにそれは移動していて感じていたらしい。次の勉強材料になったよ!とのこと。
ただ、新千歳インになったお陰で、合流する前にルスツにて、数々のフクロウなどのポイントについて、情報をもらうキッカケにもなったので、どちらが良かったとは一概には言えないか。

そうして空港に到着。降車レーンにクルマを回して、ここで彼らとはお別れ。
色々とありがとう!旅の途中で出会えた人にも優しくして貰えて、とても嬉しかった。と言ってもらえ、コチラもとても嬉しい。もしかしたら、こんな旅は初めての経験だったのかな?プロのガイドさんには出来ないようなオリジナルな体験を、僕の旅ではできたハズ。
また会おう!とハグして、彼らはフランスへと帰っていった。

空港から出発する僕のクルマには、Sポンが合流。ツアーが終わった後も、僕は5日ほど北海道にとどまり、マイペースな旅を楽しもうと思っていたら、ホニャラ常連のSポンもぜひ!と合流してくれたのだ。
久しぶりにクルマの中で日本語で会話できるのがある意味新鮮。
まずは温泉へとクルマを走らせるが、それまでの光景でも、うわ~!北海道だ!と感心するSポン。さらに雄大な景色が連続する道東を走った身からすると、そうか、ここでも充分感動するもんなんだな…と、ちょっと新鮮な気分。流石に2週間以上も滞在すると、感覚が北海道に慣れてきているのかもしれない。

まずは温泉!
上野幌駅からも歩いて行ける、森の湯を目指す。
ここは札幌近郊にありながら、天然温泉かけ流し・しかもモール泉が楽しめる温泉施設だ。
露天風呂でノンビリ浸かっていたら、時折ピー!という、北海道独特のホイッスルのような警笛音と共に、列車が眼下を駆け抜けていくのが見える。
風呂上がりのソフトクリームも楽しみ、札幌市街地は高速でスルーして今夜のお宿・小さな旅の博物館へ到着だ。

オーナーのワンワンさん、少し前にホニャラに来てくれたのだ。残念ながらその時、僕は不在にしていたのでお会いすることは出来なかったので、今回、北海道行きが決まったとき、ここには訪れようと思っていた。
博物館というだけあり、館内には沢山の鉄道グッズや写真がこれでもかと展示。案内されたお部屋も、部屋中に鉄道の写真が貼られており、ついつい見入ってしまう。
ベッドのカーテンも、寝台列車で使われていたものなのだとか。
元々は鉄道好きというより、SLが好きだったというワンワンさん、宿をオープンしたら、旅人たちが鉄道グッズを持ってくるようになり、まだ全部は展示しきれていないらしい。
旅人によって作られていく宿…というのも面白いな!

今日のゲストは僕らだけ。Sポンもホニャラでワンワンさんには会っているので、久しぶりの再会に話が弾む。
なんだかんだで、夜遅くまで語った。


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