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メールでも手紙でもいいから近況を報告してみよう

こんつあ、志田です。飛騨に引っ越してから、のらりくらりとやっているうちに、社会はそんな状況じゃなくなって、意図した動きが取れない日々が続いています。本当であれば、いまごろ富山湾に湧くホタルイカを一網打尽にしているところなんです。ただホタルイカ採りというのは、3密のうちの、密集、密接を野外では考えられないレベルでクリアするもんですから、行けるはずがありません。もちろん、こんなご時世だから浜はそんな状況じゃないんでしょうが、越境するのもちょっと気が引ける。そんな日常において、今日は知人にメールで近況報告をしてみた。それが意外に心を満たしたのでした。

動けないなら動けないなりに、人は何とかするもんです。というか、何とかする必要性があります。近況を報告するという行為もその「何とか」のうちの一つで、どこか安心感をもたらすものでした。

とはいえ、ぼくには逼迫した経営状況が立ちはだかっているわけでもなければ、健康状態が思わしくない身内がいるわけでもありません。そういうぼくでも、近況を誰かに知ってもらえているという事実は、どこか安心感に繋がるものでした。そんなに知って欲しいと思っているタイプでもないんですけどね。

送ったメールは、返事でした。こんなタイトルで書き出したものの、それは返事です。かつて同じ志をもって切磋琢磨したグループに、一斉送信で近況報告をしてきた人物がいたのです。それに返す形で、ぼくはぼくの日常を綴りました。

そこで不思議だったのは、相手の近況を知るということもどういうわけか、軽くなる心を感じさせたということでした。かなりご無沙汰してしまって、少し忘れかけていたけれど、よく関わった人物。そういう人が大きな問題もなく暮らしていることを知ると、どこか安心するもんです。それはおそらく、自分ではない他人との関わりを確認する行為がもたらすもの。ぼくもそれに応えたかったから、返事をしました。図式化したら食物網のように複雑になるであろう人との関係を、動けない中で、あるいは動けない中だからこそ確認する。そういう、今までにない行為が生まれた今日は、何だか新鮮でした。

さて、最後に告知です。5月上旬を目処に、私が暮らす岐阜県飛騨市のクルミの木で作ったコースターを欲しい方に無料で差し上げるという企画をやってます。詳しくは以下のnoteを見てください。フィジカルな刺激が少ない日々の中、飛騨の森を感じながらお茶でも飲んでみませんか。


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