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2022年をふりかえる

2022年も大晦日を迎えました。コロナ禍が始まってから3年が経ちますが、2月に始まったウクライナ危機はいまだ終息せず、世界は大きく揺れ動いています。

一方で個人的としては、自宅のテレワークが基本となり、自分と向き合う時間が増え、いろいろなことにチャレンジして、充実した1年になりました。2022年最後の日に、この1年をふりかえります。

サッカー

カタールで開催された2022年サッカーワールドカップは、日本の大活躍やメッシ率いるアルゼンチンの優勝などで、大いに盛り上がりました。

ドイツ、スペインを破って、予選リーグを1位で通過した日本の活躍はまさに「ブラボー!」でしたが、決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れ、悲願のベスト8入りを果たせず、まだまだ日本サッカーが夢の途中にあることを再認識しました。

地元の少年サッカークラブに子供が通い、コーチとして関わっている身としては、改めてグラスルーツレベルでの選手の育成が大事であると考えます。

7年前に日本サッカー協会公認のD級コーチの資格を取得しましたが、さらなるレベルアップのため、C級コーチの資格を取得するため、講習会に参加しています。

来年の2月には資格を取れる予定ですが、技術や戦術の理解を深め、サッカーを通じて子供たちと一緒に成長したいと思います。

講習会の実技会場にて

サーフィン

自然と遊ぶスポーツ、サーフィンとスキーが好き!

どちらもしばらく行く機会がなかったのですが、今年の夏、15年ぶりにサーフィンを再開しました。

体がしっかり動くか、心配でしたが、普段から走っていたおかげで、そこそこ波に乗れることを確認。自然の力を感じながら、自分と向き合う至福の時間を過ごすことができました。やっぱり、サーフィンは楽しい!

学生時代のときほど、海に通う時間はありませんが、これからも折を見て、海に行って、リフレッシュしたいと思います。

1999年、オーストラリアで買ったサーフボード

ランニング

昨年秋、知人を通じてランニングコミュニティ「Everyrunner(エブリランナー)」に参加しました。ランニングが中心ですが、メンバーは運動が好きで、多彩な人が集まるコミュニティです。

ランニング仲間ができたおかげで毎日、朝5時半に集まってランニングをする習慣が身に付き、今年は140回以上走って、約1,200㎞を走りました。走行距離は前年比で3倍!まさに仲間がいるからこそ、到達できた境地でした。感謝!

ランニングアプリに示された年間走行距離

今年はランニング仲間と一緒に湘南国際マラソンにもチャレンジしました。フルマラソンは18年ぶりで2回目。途中で両足の親指が痛み、歩いてしまいましたが、何とかゴールできました。

あの苦しみを思うと「もうやりたくない」と思うものの、「あの達成感をもう一度…」と思うのも、マラソンの魅力(というか「魔力」か)。来年もエントリーするかは今のところ、保留しますが、いずれにせよランニングを続け、健康な体と心を維持したいです。

18年ぶりに参加したフルマラソンで完走

技術コミュニティ

次にPythonの技術コミュニティ「Start Python Club(Stapy)」についても、ふりかえりましょう。

おかげさまでStapyは2015年の設立から7年を迎えましたが、コロナ禍の影響で、毎月開催している勉強会は2020年3月からオンラインになりました。以降、なかなかリアル開催の機会が得られなかったのですが、とあるご縁で株式会社スカラさんの協力を得て、渋谷のヒカリエのオフィスをお借りして、約3年ぶりにハイブリッド形式の勉強会を開催できました(みんなのPython勉強会#88)。

「技術を学びたい!」という気持ちを持った人が集まる勉強会は、今や誰もが簡単にオンラインで開催できるようになり、オンライン前提の「オンラインファースト」な時代になりつつあります。しかしそんな時代だからこそ、参加者が一堂に会するオフラインイベントは、現場で会うからこそ生まれる熱気とライブ感があり、改めてその価値を感じる機会となりました。

オンラインの利便性を考慮すると、毎月ハイブリッド形式で開催することは難しそうですが、今後も機会を見て、オフラインの交流の場を作っていきたいと思います。

渋谷のヒカリエで開催したStapyイベント

読書

コロナ禍でテレワーク主体になってことで、通勤時間がほぼゼロになったことは私のQOL(Quality Of Life:生活の質)を大きく上げたことは間違いありません。読書の時間を多く取れるようになったことも、一つの恩恵です。今年も多くの本を読み、いろいろな読書体験を得ることができました。

数年前にユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史(上下)』で歴史を学ぶことの大切さを知ってから、歴史関連の本に手が伸びるようになりましたが、今年読んだ本のなかでは、E. H. カーの『歴史とは何か』が印象に残る1冊でした。

E. H. カー『歴史とは何か』

歴史とは、歴史家とその事実のあいだの相互作用の絶えまないプロセスであり、現在と過去のあいだの終わりのない対話なのです。

E. H. カー『歴史とは何か』(新版)

過去の歴史は固定された事実ではなく、現在に生きる歴史家が過去に起こった事実に対して、様々な観点から光を当て、対話をすることで、その捉え方や解釈が変わり得ることを知り、驚きました。かつて大英帝国として、世界を席巻したイギリスを代表する歴史学者の「歴史観」はさすがに骨太です。

グローバル化の波が世界を覆いつくし、コロナ禍やウクライナ危機など、先行きを見通しにくい現代に生きるからこそ、過去に学び、「未来はどう変わるのか」「未来をどう変えるのか」という個人レベルの歴史観を持つことが大切だと気づいたところです。

そのほか読書関連の大きな出来事は、独立研究家・著作者・パブリックスピーカーの山口周さんに直接お会いして、お話しを伺うことができたことです。

『知的戦闘力を高める 独学の技法』『武器になる哲学』『ビジネスの未来』など、山口さんの著書には多くの学びを得ましたが、ご本人の講演をライブで聞いて、対話することができたのは貴重な機会となりました。

山口周さんにいただいたサイン

家族との時間

最後に家族との時間についても触れたいと思います。オリバー・バークマンの『限りある時間の使い方』は家族との時間の過ごし方を見直す良い気づきを与えてくれました。

私には二人の息子がいますが、それぞれ中2と小4となり、まさに育ち盛りで、どんどん大きくなっていきます。私と同じように成人したら、彼らも家を離れ、独立するようになるでしょう。それまでの残された年月を思うと、「今ここ」を大切に生きる気持ちが湧いてきます。

私の父がしてくれたように、私も父として彼らに何かを伝えたい。数は少ないけれど、家族で一緒に出かけた旅行では、普段の暮しにはない自然や文化に触れ、特別な時間を過ごすことができました。来年もそのような機会をできるだけ作っていきたいと思います。

家族旅行で行った伊豆

まとめ

以上、2022年をふりかえってみました。みなさんにとっては、どんな1年だったでしょうか?経済的にも政治的にも、不安要素の多い世界情勢ですが、「今ここ」にフォーカスして、じっくりとしっかりと生きていきたいところです。2023年がみなさまにとって、幸福な1年でありますように。


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