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【スポーツ観戦】お腹いっぱいになってきた。"胃を少し休めよう"かと。

ここ10年、熱心に観ていなかった相撲やバレーボール。

9~10月とテレビで眺めているうちに、それらのスポーツに対する昭和的価値観が溶け始め、新たな価値観が培われてきている自分にふと気付いた。

相撲であれば、ヤクザ的な気質に満ち溢れている印象が強かったんだけど、そういう要素を最近の相撲をみていると感じない。ストイックが過ぎるゆえの陰気さがない。

力士がインタビューでよくしゃべるようになった。力士や部屋をとりまく情報が昭和の頃に比べたら断然収集できるようになり、ストーリーが新たに生まれたことも大きい。

バレーボール。

根性一色だった"大松主義"が完全に払拭されたわけではないだろうけど、随分と緻密になって選手がとにかく明るい。高校時代にバレーボール部の顧問に平手打ちの体罰をされた恨みから、世界大会で満足できる成績を残せないたびに「ざまあみろ」と思っていたが、今回のW杯で男子バレーが活躍している姿をみて、そんなちっぽけな思いがどこかに飛んでしまった。

one-pieceで言うところの新時代を感じた。

翻って卓球。用具が進化しすぎた結果、打球が速くなったのはいいが、回転かけづらくなってプレースタイルが均一化されるようになり、多彩さに陰りがみえている。「すごいなこんな選手いたのか!」と驚かされることも少ない。

先日、自分が住んでいる県の全日本予選を観に行って思った。アマチュアの試合の方が観ていておもしろいと。

"盛り上がっている感"をMCの煽りふくめて人工的にこしらえ、2000~5000円払ってプロを中心とするトップ選手の試合を観る。プロの試合を卓球で見続けるのはそろそろ限界かもしれない。

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