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離島の保健師をやってみた!「島で学んだ100のこと」

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10年前に沖縄の離島で保健師をしていました。沖縄で、しかも離島で、さらに保健師として暮らした約2年間の日々を振り返ります。100回で連載終了の予定です。
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#海

「離島で保健師をやってみた」第9回 〜離島の診療所 その1〜

 私の過ごした離島、座間味村はいくつかの島で形成されています。座間味村役場のある座間味島、その対岸にある阿嘉島、そして慶留間島、この3つの島が有人島で、あとはたくさんの無人島があります。阿嘉島と慶留間島は20年ほど前に大きな橋で繋がりました。座間味島と阿嘉島および慶留間島は距離がありますので橋はなく、村内航路の船による移動となります。  つまり、大きな括りでいうと、座間味村は二つのエリアに分かれています。座間味島エリアと、阿嘉島&慶留間島エリアです。日中は村内航路などがあり

「離島で保健師をやってみた」第7回 〜保健師のオンとオフ 100%保健師宣言?〜

 島で過ごしているときは、ほとんど100パーセント保健師でした。というのも、私が保健師として島に赴任して、約半年でおおよその島の皆様には紹介され、どこに行っても私が保健師であることは認識されていました。これは島の役場の職員や診療所のお医者さんなどはもちろんですが、島の人口も少なく、皆さんがいろいろなイベントで顔を合わせるため、おおよそ半年も住んでいれば、誰が誰だかわかるようになります。つまり島で知らない人がいれば、観光客や不審者扱いとなります。  ですので、ほぼプライベート

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「離島の保健師をやってみた」写真集その1