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初!市場に潜入して“食“について思ったこと(水産物編)

ご縁を頂き、横浜市中央卸売市場の見学をさせて戴きました。ここには全国から届いた水産物が集まってきます。

市場は生産者と消費者を結ぶ大切な食の拠点。何十年もの間、目利きをしてきたプロたちがいます。

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われわれ素人には、聞いたことのあるような○○産の魚や、○○地方で獲れた魚介類など、その地名ブランドに踊らされてしまいがちですが、市場で働くプロの目利きたちは、当然ながらブランドだけではなく季節、温度、天候など様々な経験値から本当に良い魚を見極めているのです。

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今回私が訪れた時間帯が少し遅かったせいか(7時過ぎ)、すでに市場は片付けモードに入っており閑散とした場内の風景が、少し寂しそうではありました。話を聞いてみると、時間のこともあるが以前はもっと活気にあふれていたそうです。また、コロナの影響もあるらしいのですが流通ルートの時代変化などもあって、今後の活性が望まれます。

また、一般者にも開放される日もあるそうですので、一般消費者がこの市場の仕組みを体験できる機会が作られたらさらに活性化につながるのではないかと感じました。

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高級魚を買い付けにくる方たち、リーズナブルな魚を求めてくる方達、それぞれがそれぞれのお目当ての仕入れをしていくことになるのですが、仲卸との信頼関係がとても大切だと感じました。

環境面では水産物部門に関しては、食品ロスもかなり少なく上手に運営がなされていると聞きました。ただ、軽くて扱いやすく鮮度も保てる発泡スチロールは魚を運ぶ大事な容器とのことで、今後のマイクロプラスチック問題に関して言えば技術革新なども必要になってくるのではないか?と思う場面もありました。

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関内の天ぷら老舗銘店『登良屋』の荒井さんも買い付け中。偶然お会いできました。また美味しい天ぷらを食べに行きますね!

初めての魚市場体験でしたが、次回は4時半から見学させてもらうことを坪倉理事長と約束をし、向かいの青果部へと向かったのでした。



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