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【一人で勝手に旅気分】342

(過去の旅についての振り返りです)
★始まりを教えてくれる黄金の花(2022年3月終わり、2024年3月終わり)

【記事累積:1997本目、連続投稿:930日目】
<探究対象…タイ・バンコク、ラオス・ビエンチャン、ゴールデンシャワー、国花>

今日の「ナゼ・ナゾ」は、タイとラオスの写真です。この写真を撮影したのは、タイに住み始めた2022年の3月終わりと、ラオス第2期のついこの前にあたる2024年3月終わりでした。さて、どんなところが「ナゼ(疑問を持った)・ナゾ(気になった)・アンテナ」に反応したのでしょうか。

タイのバンコクに住み始めたのは、2022年3月終わりでした。タイで勤務することになっていた学校の1学期スタートがタイ正月のソンクラーンが終わってからの4月中旬だったため、タイでの生活が始まってから3週間くらいはバンコクを自由に散策するという素敵な時間を過ごせたのです。その間に、色々な場所をウロウロしましたが、どこに行っても目に飛び込んできたのが「黄色い花」でした。

この黄色い花は通称「ゴールデンシャワー」、和名だと「ナンバンサイカチ」という名がついています。これはタイの国花となっていて「ラーチャプルック」と呼ばれています。時期的には2月から5月頃が見頃で、私がタイに住み始めた時期はちょうどその真っ只中でした。またついこの前、ビエンチャンで仏教寺院を貪るように回っていたときも、この黄色い花を色々な場所で見かけましたが、ちょうどゴールデンシャワーの見頃なので、目についたわけです。

今日の写真に写っているのは、タイに住み始め、色々なものが新鮮な情報として目に飛び込んでくる中でもその存在感が際立っていたゴールデンシャワーです。私がここに注目した理由は何であるのか推察してみると、タイのゴールデンシャワーは私にとって日本の桜のように、国花であると同時に新しい環境でのスタートを象徴する花というイメージがあったからだと思います。3月終わりや4月初めというのは、日本だと年度が変わり新しい環境での生活が始まる時期で、その時期と日本の国花である「桜」の時期が重なるため、「桜=新生活、スタート」という関係式になっている人も多いのではないでしょうか。

またタイの学校の新学期は、タイ正月ソンクラーンが関係していると思いますが、5月が新学期です。この記事はゴールデンシャワーの見頃なので、タイの人々にとって「ゴールデンシャワー=新生活、スタート」になっている気がします。そして桜とゴールデンシャワーはそれぞれの国の国花なので、少なくとも日本とタイについては、「国花が見頃の時期=新生活、スタート」という共通した関係式で捉えることができそうです。

私は職場環境を変える機会が多く、これまでの教員生活を振り返ると、日本国内では東京で4校、神奈川で1校、沖縄で1校、海外ではシンガポールで2校、タイで1校、ラオスで1校と、新しい環境で3月4月を迎えることがかなりありました。そのため3月4月の記憶の中で「国花が見頃の時期=新生活、スタート」という関係式になっている確率が高かったのは確かです。そのため、タイやラオスの3月頃の写真を見たときに、新生活・スタートのワクワクやドキドキの気持ちを抱えていた自分のことを思い出したので、それらを気になる素材として一人旅シリーズのコラムの書きたくなったのだと思います。

今回の「ナゼ・ナゾ」は、新生活・スタートの躍動感が溢れ出してくるゴールデンシャワーの写真でした。今回の考察で見えてきた「国花が見頃の時期=新生活、スタート」という関係式ですが、これは日本やタイの場合にはしっかりと当てはまりそうな気がします。しかしラオスの国花は「チャンパー(プルメリア)」で、この花は一年を通していつでも見ることができるため、さきほどの関係式が成り立ちません。またシンガポールの国花は「バンダ・ミス・ジョアキム(Vanda Miss Joaquim)」と呼ばれる蘭の一種でこちらも一年中割いています。そのためシンガポールでも関係式は成り立ちません。そこで気になったのは、「国花が見頃の時期=新生活、スタート」という関係式が当てはまる国はどれくらいあるのかということです。それと同時に、「国花」と指定されている花は、日本の桜や菊、タイのゴールデンシャワーのように特定の時期に咲くような「開花時期で特殊性を備えた花」なのか、それともラオスやシンガポールのように一年中咲いている「開花時期で普遍性を備えている花」のどちらが多いのかというのも気になっています。これらは時間を見つけてしっかりとリサーチしたいと思います。

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