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うつ病になったので登山靴下を履いている

私がうつ病、パニック発作、社会不安障害で人生とんでもないことになったのは遡ること10年以上前。大学生のときである。
それからはずっとこれらの病気とお付き合いしながら生きている。

うつ病になると体が冷えるようになった。
パニック発作が出る前は、手足が氷のように冷たくなって、動機が激しくなる。
医者によると、体は冷やさないほうがいいそうである。

冷えと病気の関係がわかってからは下着、特に靴下には気を使うようになった。
最初は適当に買った厚手の靴下を履いていたが、これは生地が厚いだけなのであまり効果はなかった。
巷で流行っているヒートテックは蒸れるし、汗冷えする。
汗冷えをナメてはいけない。
ほんとに夏でも冬場のように冷える。
ホームセンターで売っている作業用の靴下も試したが、これも汗冷えをしてしまう。
つまり、温かいだけではダメなのだ。

そこで色々調べた結果汗を吸う吸汗性と靴下がすぐに乾く速乾性が大事だと知り、私は登山靴下にたどり着いた。
これまで色々試した結果最も使いやすいし手に入り安いものを紹介しようと思う。

最初にご紹介したいのはモンベルのWIC.トレッキングソックスだ。耐久性と吸汗性・速乾性を併せ持つ高機能素材ウイックロン®を使用したソックス。

生地の肌触りもちょうどいいし、足の締めつけ感もほどよく苦しくない。サイズがXLまであるのが私的にはグッド(私の足のサイズは29センチ)。クッション性もあるので足が疲れないのも素晴らしい。
吸汗性と速乾性があるので汗冷えすることがない。値段も手頃だし、全国のモンベルストアで必ず売っているので手に入りやすいのもいい。

次にご紹介するのはザ・ノース・フェイスのトレッキング ミッドウェイト クルーだ。
においのもととなる繊維上のバクテリア増殖を抑えるポリジン加工を施し、高い抗菌防臭機能を発揮するトレッキング用パイルソックス。アーチサポート機能やインステップ、アキレス腱へのプロテクター機能もあるのでほんとに歩いていて疲れない。
ただ先程紹介したモンベルの靴下と比べるとちょっと締めつけ感を感じる。
こちらもサイズは29センチまである。
購入するならノースフェイスのお店か登山ショップに行けばいいのだが、なんとこちらはヨドバシカメラのオンラインショップで購入することができる。
普段ヨドバシカメラのオンラインで買い物をしている人なら、こちらで買うのがおすすめだ。

この他メリノウールの靴下など色々あるのだが、普段着用するならこの辺の価格のもので十分すぎるだろう。

いや、靴下に何千円も出すなんていやっすよという声が聞こえてきそうだ。
実際私の周りの人も私が普段登山靴下を履いていることにドン引きしていた。
「ユニクロならもっと安いじゃん」
と言われてしまう。
そのとおり、安い靴下なんていくらでもある。

ただしそれは健康な人の意見だ。
足が冷える。それだけでパニック発作を誘発してしまう私にとって冷えは死活問題だと言える。
登山靴下を履き始めてずいぶん冷えは抑えられた。
もちろんそれで病気が治るなんてことはないが、少なくとも町中で突然パニック発作を起こしてうずくまるなんてことはない。

冷え対策を考えている方は、登山靴下を検討されてはどうだろう。

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