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『大阪怪談』京橋在住の著者が教える、大阪の本当にあった怖い話!

徹底調査!
令和のなにわでは 今も怪奇現象が起きている…

梅田地下街で異界に迷い込む…
天王寺駅で頻発する怪奇現象
侍の亡霊が暴れる堀江の交差点
森ノ宮に縄文人の霊が…
茨木で語り継がれる怪異
八尾の墓地に響く怪音

話題作『関西怪談』のホラー作家・田辺青蛙が、地元大阪の怖い話を徹底取材して書き下ろす、なにわ限定実話怪談集

内容・あらすじ

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・天守閣で実際に起きた不気味な怪異とは…「大阪城の怪談」
・拝むと祟る禁忌の地蔵の真実…「たたり地蔵」
・賑やかな施設に潜む魔の者たち…「天満橋の某デパートに纏わる話」
・夜の山中で遭遇した恐ろしい異形…「信貴生駒スカイラインの幽霊」
・神様かUMAか、昼日中に現れた目を疑う存在…「大川の龍」
・死を覚悟する過酷な修行ののちに体験した神秘…「犬鳴山」
――などを収録。古の伝承から現代の恐怖体験まで大阪各地の怪談奇談が満載!

著者自薦試し読み1話

たたり地蔵

 大阪市内の川沿いにある地蔵堂でこんな話を聞いた。

 詳しい場所は伏せてほしいと言われているので、明記はしない。
 その地蔵堂には賽銭箱もなく、お堂には二つの南京錠が取り付けられている。
 由来書きもないのに、何故か近隣に住む人はその地蔵を拝むと「祟る」と言われていることを知っている。
 私も大阪のお地蔵さんを調べている郷土史家の方から「あそこの地蔵さんは祟るからな、拝んだらあかんねんで」と話を聞いていた。
 気になったので、その地蔵堂を管理している町内会の方に聞いたところ、実はもともと「たたり地蔵」ではなく「たたみ地蔵」と呼ばれていたことを知った。
 いつ、どうして「たたみ」が「たたり」になったのかは不明だそうだが、たたみ地蔵と呼ばれるようになった理由は教えてくれた。

「ここでペスト(黒死病)で亡くなった人が使ってた畳を積み上げて、焼いていたんです。
 その横にね、慰霊をかねてこの地蔵堂を建てたんですよ。
 ペストにかかった人の吐瀉物や血やらが畳にまで染み透って、真っ黒になったらしいです。

続きは竹書房怪談文庫公式・怪談NEWSにて読めます📖

🎬人気怪談師が収録話から1話朗読した動画も公開中!!!

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