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会社でワークショップをつくってやってみた

前職Goodpatchでプロトタイピングを中心としたデザインプロセスワークショップも担当していましたが、主にサービスづくりにフォーカスしていました。その時の知見を基に、マーケティング会社に戻ってきたので、マーケティングを中心としたワークショップをつくってみようかなと思いカタチにしてみました。スライドは全部作り直しました。思いの外、時間かかった。

ワークショップデザイン

なんとなく図に描いてみながらワークショップの流れを考えていき、最終的にワークショップの流れは下記にしてみました。

1. 概要説明+自己紹介
2. Designについて(小話)
3. チームビルディング
4. リーンキャンバス作成
5. ユーザーインサイト
6. リーンキャンバス更新
7. 3C分析
8. リーンキャンバス更新
9. 相互レビュー
10. ユーザーストーリー
11. AARRRの話
12. ファネル可視化
13. KPI設定
14. リーンキャンバス更新
15. 相互レビュー
16. 施策の優先度付け
17. KPT
18. まとめ

上記の流れを休憩を挟みながら4時間に及ぶワークショップとなりました。事前に数人にヒアリングしてみると「明日から使える」系を求められていたので、あえてフレームワークを多めにした構成にしています。それでも意識したのは、

・引いたり寄ったり(俯瞰したりフォーカスしたり)を繰り返す。
・個人でワークするのとグループになって相互レビューを繰り返す。
・フレームワークに頼りつつ、捻り出すワークも織り交ぜる。

という3点で、あっちいったりこっちいったりで頭の中がぐるぐるさせられればと考えました。

苦戦したのは、ワークショップ自体をレビューしてくれる方が社内にいなかったこと。気軽にレビューをもらいアジャストしていくことができなくて、時間かかったと思う。

そもそもの狙い

マーケティングの領域の人たちはユーザーの立場に立てているのかな?という疑問が僕にはあったので、ユーザーの立場に立つことによる新たな気づきを与えたい。というのがありました。そして、今回の4時間弱のワークショップをキッカケに、各々新しいことを学び始め、今持っているチカラと掛け合わせ、各々が強くなれば会社も強くなる。と思っています。

もうひとつは、弊社の方たちはユーザーの立場に立てているのかな?どうなんだろう?という確認をしたかったというのが個人的にありました。(参加したみなさん、すみません)

やってみた

弊社のクリエイティブ部門長 栗山さんに相談して「ぜひ!」という返答を頂いたので、都合のつきやすい年始に日程を確保して募り、総勢27名の方に参加となりました。沖縄オフィスからもビデオ会議で参加しました。(写真見て顔が丸い、太った。と自覚した。ヤバイ。)

参加者の感想

ワークショップ後、参加者にはアンケートに答えて頂きました。点数を見てみると、初構成の初回としては及第点。しかし、改善の余地は多分にあり、反省することが多かった。
それでも、コメントをまとめてみると、以下の気づき・学びを得て頂けたかなと感じました。

・ユーザーやサービスを深掘りできた
・ユーザーのことをわかったつもりになっていた
・ポストイットの活用方法
・KPTの振り返り方法とその重要性
・関係者と共通言語を持つことの重要性

ひとりKPT

K
修正点はいくらでもあるが、ゼロから流れを考え構成をつくり実施できたのは素直に嬉しい。あとスタッフなしで1人でやり切ったのも経験になった。最後に質問が出たのでほっとしている。この構成では初回だったが評価が良い方だったので素直に嬉しい。

P
気づきは、グループワークに比重をおおきく置いた方が気づきが多いことが改めてわかった。こういうワークショップ形式は個人ワーク多めは合っていない。
明らかに時間が使えなかったパートはやはり参加者からもフィードバックが多い。もっと丁寧に作り込まないと。
スタッフなしだったので、各テーブルをまわるぐらいで、サポートするようなことまでできなかった。
マインドセットの話を薄めすぎた。明日から使える系を多くしても薄めてはいけない。

T
みなさんのキッカケになることは継続してアクションしたい。改善の余地があるのでブラッシュアップしたい。特にグループワーク多めの方に軌道修正したい。それと社外でもワークショップしたいな。

参加者の中から、実務で使いました!良いキッカケになりました!と直後ではなく1ヶ月後ぐらいに出てきてくれると嬉しい。のと同時に、参加者みんなが、なにか小さな1つで良いのでTryをして、1歩前に自ら進んでほしいと願っています。

使用したフレームワークのテンプレを公開します

ワークショップで使用したフレームワークのテンプレートをPDFで公開します。フレームワークの一部を独自カスタマイズしていたり、オリジナルフレームワークもあったりします。フィードバックがありましたら頂きたいです!

Slideshareにもアップしています。


※2017年1月16日のMediumから移行

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