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タダでできる、精神と体のためのリーサルウエポン!

The Benefits Of Fasting

Transcription

Up to 20 hours!

Some Muslims do not eat or drink for up to 20 hours during Ramadan. It's called FASTING. But why?

See studies show that not eating any food at all for hours is really healthy for your body and your mind. When you fast, your blood sugar levels drop and your body uses the blood sugar reserve in your liver. And when that’s gone, your body uses the fat. And fat produces ketones which increases your mental alertness. This is why Muslims, Jews, and Christians fast.

But Muslims don’t just fast for health. They also do it to feel for the poor. Feel for those who do not have anything to eat or drink for a whole day. So when you fast, you feel what they feel. You become empathetic and that is powerful and priceless.

So the next time you eat 3 amazing meals in a day, remember that that may be too much food and that fasting for 1 day, 2days, or 30 days may be the best thing we can do for our body and our soul.

That's one minute, see you tomorrow!

訳例

最大20時間!?

ラマダンの期間中、最長で20時間も飲食をしないイスラム教徒がいます。これを「断食」といいますが、なぜ(断食をするの)でしょう?

研究によると、何時間も食べ物を全く食べないことは、体にも心にも本当に良いことなのだそうです。断食をすると、血糖値が下がり、体は肝臓にある血糖予備軍(貯蔵グリコーゲン)を使います。そして、それがなくなると、体は脂肪を使うのです。そして脂肪はケトン体を生成し、精神の覚醒度を高めます。そういうわけでイスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒は断食をするのです。

しかし、イスラム教徒が断食をするのは、なにも健康のためだけではありません。貧しい人々への思いも込められているのです。 丸1日、何も食べたり飲んだりするものがない人たちのことを思ってください。断食をすると、彼らの気持ちを感じることができるでしょう。あなたは共感するようになり、それは(説得)力があり貴重(な経験)です。

だから、今度1日に3回素晴らしい食事をするときには、それは食べ過ぎかもしれないということと、1日、2日、あるいは30日間の断食は、私たちの身体と魂のためにできる最良のことなのかもしれないということを覚えておいてください。

以上1分バージョンでした。また明日お会いしましょう!

勝手に探究

断食。飽食の時代、あるいはファストフード全盛の今、私たちがタダでできる、精神と体のためのリーサルウエポン。知っている範囲でも、ここ20年くらい、「何を食べるか」ではなく「なぜ食べない方がいいか」「どうやって食べないようにするか」を説いた書籍が出続けています。

最近のヒットはこちらです。

半日断食の成果か(エフェクトか)、あっちゃん、輝いてますね。

自分の経験上、満腹になると眠くなり、満腹で寝ると翌朝ツラい。これはお酒でも同じだ、と今書いていて気づきました。酔うと眠くなるし、酔ったまま寝ると翌朝しんどい。つまり、満腹ってそれくらい毒なわけです。

この反対、つまり、空腹で眠るとおなかがすいて目が覚めることになるのですが、その時って力が出ないのではなくて、食欲でむしろ元気だったりします。布団から出られないなんてこともありません。動物園ではいつも眠っているイメージのライオンも、空腹時にはその能力をフルに発揮するのですから、実際に半日断食したところで、ドラゴンボールの孫悟空のように「ハラがヘって力(リキ)がぜんぜんはいらねぇ」なんてことはありません。

ただ、こういう話は、なんとなくテレビや雑誌を見ていても目にしないと思います。広告費で成り立つメディアでは、スポンサーの嫌がる内容は取り上ないからです。

CMはもちろんテレビ番組の企画にも、とにかく何かを食べている芸能人が多いのは、食品メーカーや飲食のチェーン店が番組スポンサーとなっていることと無縁ではありません。「食べない方がいい」なんて売り上げを下げるような話題は出せるわけがありません。

なんなら、「〇〇を全部食べる!」とか「大食い選手権」とか、どう考えても不健康な番組を、時代に逆行してせっせと作ったりするくらいです。

健康をウリにする食品メーカーの提案も、「〇〇は健康にいい」なんていうプラスアルファばかり。本当は、間食せず、1日3食を腹8分目で十分、お酒は控えるか飲まないが正解のはずです。ちなみに半日ダイエットとなると、そこから朝食がなくなるパターンとなります。

朝食のイメージのあるパンやシリアルのメーカー、間食扱いのお菓子メーカーも「食べない方が健康」なんて流布されては困るわけです(しかも、反論できない大正解)。逆に、影響力を維持するためにCMをやめられないまであります。このまま視聴率の下がりつつけるTVとともに食品関連のメーカーは衰退していくのでしょうか。

・・・なんていっても、「お米は太る」「小麦(のグルテン)やアルコールは体に悪い」「肉食は環境破壊に繋がる」ことを知りながら、食生活を改めることなどめったにしない私たちのこと。自らの喜びのために祝杯を挙げ食べたいときに食べたいだけ食べ続けるのでしょう。

あれ、ラマダンの話と真逆の結論になってしまいました。やはり人間はある程度宗教か何かで縛られないと堕落していくのでしょうか。

食糧難を迎えそうな今、改めて自分たちの生活、特に食事を見直す時期かもしれません。そこで、イスラム教は大きなヒントを与えてくれるような気がします。

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