アイデア発想方法

アイデアがポンポン出てくる人ってすごいですよね。自分は新しいアイデアを出すってのがすごく苦手なので本当に尊敬します。

じゃあ実際そんな風にポンポンアイデアが出る人はどう考えてるのか、それを大学の授業で聴くことができたのでまとめます(自分のためにも)。

「いいアイデアは無数のアイデアを考える過程から出る」

そうおっしゃるのは講師をして下さったタカラトミーの方。今回の授業は新しいおもちゃを考えることをテーマに、実際たくさんのおもちゃを生み出した方から考え方をワークショップを通して実践しました。

たくさんアイデアを出すためには、「アイデアの水平展開をしていく」とのこと。簡単に言えば関連性のあるものを羅列していくことです。

例えば「新聞紙でできること」というテーマでアイデアを考える時、

・服の代わり

とするとそれで終わってしまいますが、それを水平展開すると

・シャツの代わり・コートの代わり・靴の代わり・帽子の代わり......

というように広げていけます。とにかく数を出していくことが重要だそうです。

一定のルールを設けるということも有効です。今回4つの方法を教えていただいたのでそれぞれまとめます。

マンダラート

1. 3×3の9マスの枠を書く。中心の枠にテーマを書く(講座では新しい人形を作るというテーマだったので「人形」と書きました)。

2. 周囲8マスに中心の言葉と関連する言葉を書く(人、髪、顔、目......)。

3. 周囲8マスに書いた言葉から1つ選び、新しく書いた9マスの中心にその言葉を入れる。

4. 2,3を何度か繰り返す。

こうして少しずつ広げていくことでアイデアを出して行きます。ちなみに自分は人形→表情→笑い→ふくわらいと広がっていって「ふくわらいのように顔のパーツを動かせる人形」というアイデアになりました。自分でもこんなアイデアが出たことにびっくりしました(笑)

この方法だと関連する言葉を最大8までしか書けない、つまり区切りをつけやすいということがメリットです。無限に広がって収拾がつかなくなる、ということがなくなるんですね。

オズボーンのチェックリスト

①転用②応用③変更④拡大⑤縮小⑥代用⑦置換⑧逆転⑨結合

の9項目を起点にアイデアを広げていく方法です。ちょっと自分もまだうまく使えないので何とも言えませんが......。テーマの要素を分解してそれぞれの要素に対してチェックリストを適用していくと有効そうだと思いました。

ブレーンライティング

グループでの発想方法です。

1. 横3×縦メンバー数の枠を書き、一番上にアイデアを書く。

2. 紙を全員隣の人に渡す。

3. 上のマスに書いている前の人のアイデアから連想したものをそのアイデアの下のマスに書く。

4. 2.3をマスが埋まるまで繰り返す。

グループで考える手法で有名なブレーンストーミングでは発言者に偏りが生まれる可能性がありますが、この方法だと必ず全員が何かアイデアを出すことになり有効な場面があります。自分の手元に紙が帰ってきた時に自分では思いつかないようなアイデアが書いているのを見るのも面白いです。

ランダムウィキペディア

ウィキペディアのランダム表示機能で出た言葉や要素とテーマを組み合わせることで新しいアイデアを出す方法です。個人の考えだと偏りが生まれやすいので、ランダムな言葉からインスピレーションを得ることで新しいものが浮かぶそうです。


以上が学んだことです。実際には上で学んだことのほとんどが知っている知識でした(たびサポの講座とか運営の時に)。ただそれらを駆使してアイデアを考えるということをしてこなかったので身に付いてませんでした。

「アイデア発想は突然できるようにはならない、トレーニングが必要」ともおっしゃっていたので自分もトレーニングしていこうと思います!

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