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自己紹介してなかったと気づいたので二度目のストレングスファインダーを受けて分かった「変化」の捉え方を説明しながらアレコレ語る

自己紹介の記事を書いていなかったことに気づきました。せっかくなので紹介がてらストレングスファインダーを使った人体実験で見えてきた結果を共有してみたいと思います。

ストレングスファインダーはご存じでしょうか。自分の持つ「資質」を可視化してくれる診断ツールです。前回ちょうど2年前に受けていたのですが、自分の変化を感じていることもあり、改めて受けたくなってみたのです。

前回の診断は自分の上位5つの資質のみを診断するプランだったのですが、今回は全34資質すべてが分かるプランで診断してみました。

そしたら前回からの変化が知りたくなって、残っていた前回のアカウントから全部の診断結果が分かるプランを追加購入してしまいました。人体実験のために合計約1万円、うーむと思いながらですが、いろいろ分かりましたよ。


▶︎01.さわりの自己紹介


ストレングスファインダーの結果報告をする前に、サラっと「どんなことをしているか」を紹介させてください。

初めましての方、初めまして。お久しぶりの方、お久しぶりです。いつも会う方、昨日も会ったよね。武内伸雄と申します。「突破計画」という屋号で活動しているフリーランスのプランナーです。大阪で妻&子ども2人の計4人でワチャワチャ暮らしています。

【突破計画】は、あり方を表現しています。

屋号が大層なんですが、コレは僕の姿勢そのものです。「いまのあり方」にモヤモヤしている人や企業の前にある壁をいかに突破するか。その人や企業のスタンス・魂にばっちりハマる方法を見つけ出すことを得意としています。

キャリアはイベント制作会社→自治体の芸術祭事務局→空間装飾会社→まちづくりコンサル→フリーランスです。2016年の春にフリーになったので今で6年ほど活動を続けていることになります。

そんな僕がどんなモノの考え方を持っているか、2度のストレングスファインダー診断から見て取れるモノを紹介したいなと思ったのが今回の投稿の主旨です。診断そのものだけでなく、診断をどう解釈しているかにも注目してみてください。

えっ?
僕の診断結果なんて興味ない?

そりゃそうか。なのにこんなところまで長々とお付き合いいただきありがとうございます。気をつけてお帰りくださいね。またどこかでお会いできると嬉しいです。(ショボーン)


▶︎02.ストレングスファインダー分析の推移(2020→2022)


よく上位5つの資質はみなさん公開されていますが、僕の場合は「持ち合わせていない資質」も含めて完全公開です。僕のパーソナルな部分がすっぽんぽんです。

【2020年の上位資質 1~5番目】
戦略性、着想、活発性、未来志向、自我

【2020年のその他資質 6~34番目】
コミュニケーション、最上志向、ポジティブ、信念、指令性、適応性、自己確信、内省、成長促進、目標志向、競争性、社交性、達成欲、収集心、運命思考、共感性、個別化、学習欲、親密性、分析思考、責任感、回復志向、アレンジ、規律性、包含、原点思考、慎重さ、調和性、公平性

ストレングスファインダーでは上位5つが特に強い資質として扱われます。しかし、5番目と6番目に大きな差があるかといえばそうでもないと思うので、概ね10番目ぐらいまでは強めの資質として扱われます。(もちろん強さのグラデーションはあるでしょう。)

なので、下位に位置している資質は「僕が持ち合わせていないモノ」です。公平性、調和性、慎重さ、包含は持ち合わせていない。笑

これ、余談になるのですが面白いのが普段から「原体験ドリブン」って本を皆さんにオススメしているんですよね。この本で書かれている「原体験ジャーニー」っていう自分を深掘りする手法がすごく面白いのです。

ただ、僕の資質として「原点思考」はない。だからこそだと思うのですが、僕自身は原体験でドリブンしなかったんです。でも、そんな性質も「原体験ジャーニー」を経験して自分の過去への旅をしたから気づいたんですよね。原体験でドリブンするかどうかは人それぞれかもしれませんが「原体験ジャーニー」はあらゆる人がトライしてみる価値のあることだと思います。


では続いて、先日やってみた2022年のストレングスファインダー結果を公開しましょう。

【2022年の上位資質 1~5番目】
戦略性、着想、活発性、個別化、自己確信

【2022年のその他資質 6~34番目】
学習欲、内省、未来志向、適応性、最上志向、ポジティブ、親密性、指令性、コミュニケーション、共感性、達成欲、収集心、成長促進、自我、運命思考、アレンジ、分析思考、信念、包含、目標志向、社交性、競争性、責任感、原点思考、規律性、回復志向、慎重さ、調和性、公平性

と、こんな具合でした。

比較してみるとメチャクチャたくさんの気づきがあります。この比較によって「変化したこと」「普遍的なこと」に気づくことができる。自己分析ツールの面白さって、もしかして「変化」と「普遍」の発見にあるんじゃないだろうか?とすら思っちゃいました。

2020→2022のストレングスファインダー資質変化


▶︎03.変化しなかった資質から、自分の「普遍性」を導きだす。


まず、2020年と2022年で「変化しなかった資質」を考えてみましょう。高い資質・低い資質の両方で変わっていないモノがありました。

【2020年→2022年で変わらずに高い】
戦略性、着想、活発性

【2020年→2022年で変わらずに低い】
慎重さ、調和性、公平性、原点思考、規律性

この辺りは、そもそも自分が「昔から持っている資質」と「昔から持ち合わせていない資質」だと考えることもできそうです。

もちろん2年という間隔なので、もっと長期スパンになれば変わってくるとも思いますが、「人間は劇的な変化はしない」を前提にすると、これから直近の数年で「活かすべき方向性」と「活かさざる方向性」も見えてきますよね。

僕の場合だと「戦略性」「着想」「活発」が主要な資質です。確かに一貫してこの3つは僕の活動の源泉であるように感じています。「どうすればドミノ倒しが始まるか」と「何も常識的な方法でドミノを倒さなくてもいい」と「よし、やってみてダメだったら次を考えよう」って感覚だとイメージしてみてください。

そして「慎重性」「調和性」「公平性」といった資質はずっと低いのです。慎重さなんてどうでもよくて迂闊なダイナミックさを愛する。安定した調和よりも混沌としたカオスを愛する。公平さよりも好きな人やモノを「えこ贔屓」することを愛する。うん、僕そのものだ。笑

でも、この資質が自分にないことを嘆いても仕方がない。なら「そんな自分だからどうあるのか」を考えた方が健全だと思うのです。

ちなみに、ストレングスファインダーは34の資質を大まかに「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」の4つに分類しています。この傾向からみると僕は極端に「戦略的思考力」に偏っていて「実行力」はクソ弱いです。

つまり、とにかく「動き出す」「トライする」のは強い。でも「動き続ける」「着地させる」のは弱い。だから弱い部分を補う相手と組むのが一番シンプルなんだと思うのです。逆に「動き出す」に課題を抱えている人は、僕と組んでもらえればコトは始まります。間違いなく。

「誰と、どう共創するか。」
コレも2度ストレングスファインダーをやってみたから確信に近づいたことです。


▶︎04.変化した資質から、変化の「背景」を導き出す


さて、今度は2020年と2022年で「変化した資質」に目を向けます。

ストレングスファインダーは「強い資質」を順位づけしてくれているので、変化も数的な捉え方で見ることができます。ここで注目するのは「変化の量」と「変化の位置」です。

「変化の量」は分かりやすいですよね。順位の差をシンプルに数値として出すだけです。ですが、「変化の量」が大きければと「自分への影響」も大きいのか、これは単純にイコールでないと感じています。

しかし、ここでもう一つ目を向けておきたいのが「変化の位置」です。

例えば「めっちゃ高い」→「そこそこ高い」に変化する数値と「めっちゃ低い」→「真ん中ぐらい」に変化した数値があったとして、もしこの両者の「変化量」が同じだったとしても未だ自分に影響を与えているのは「そこそこ高い」かもしれないからです。

で、その位置が「どの程度の順位だと自分に影響が出るのか」は、きっと人それぞれです。だから「変化による自分への影響」は、数値で測れる要素だけでなく自分の感覚も意識しながら判断していきます。

資質の変化を線で表現

【めっちゃ高まった】
個別化、学習欲、親密性

【そこそこ高まった】
自己確信、内省

【芽生え始めた】
共感性、包含、アレンジ

【無くなった・減った】
自我、信念、目標志向、競争性、社交性

めっちゃ高まった資質のうち、とくに「個別化」は自分のビジネスでもかなり実践してきたことです。個人であっても企業であっても、「自分たちにしか生み出せない価値」が存在する。その価値の探索が面白くて面白くて、生活でもビジネスでも実践してきたからこそ、この資質が高まったのかもしれません。

逆に最後の「無くなった」を見ていると人として大丈夫か!?とも疑いたくなってきますね。笑、しかし自分の中ではこの「変化が現れる必然性」みたいなモノは感じていました。ある意味で腹落ちした感覚ですね。ただ、ちょっと極端に出過ぎた感もあるので次の2年後に向かっての行動計画にどう落とし込もうか考えるところです。

さらに、「いまはまだ強い影響を及ぼしていないが、少しずつ芽生え始めている兆し」の存在にも気づきます。それが「芽生え」に置いた「アレンジ」と「包含」です。言われてみれば自分の意識にも少しずつ生まれ始めた概念だと思います。

この2つは、別の資質に関連する取り組みを進めていくなかで「結果的に培われた資質」と捉えています。だから、この「芽生え」をどう扱うか考えているところです。主体的に伸ばそうとするか、赴くままに任せるか、いまはあえて保留としているところです。

自分の変化を分析しつつ、「自分の感覚」を言語化メモメモ


▶︎05.自分に起こる3種類の変化


さて、自分に変化が起こったのであれば、当然ながらその変化には背景があるわけです。何も無ければ変化は起こりません。何かがあったから変化している。そして、人は生きている限り「何か」と出会い続けます。

では、その「変化」はどんな要因によって生まれたのか。改めて今回の比較で変化の大きかった項目を眺めてみると、人間の変化が3つに分類できそうだと気づきました。

その3つが「主体的変化」「模索的変化」「影響的変化」です。

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主体的変化は自らの意志で実践した行為によって発生した変化です。特に「個別化」を取り上げると分かりやすいと思います。

自分のビジネスでもプライベートでも、2年前から今に至るまで「その人が持っている価値をマックス磨き上げる」ことにエネルギーを注いできました。

2020年以前もそのアプローチは実践していたのですが、そこまで意識的に「個別化」的なアプローチを実践していたわけではなかったと思います。だからこそ2020年の診断結果での「個別化」は22位です。

それが2022年では4位にまで上がっています。これは自分が意志を持って取り組みを実践していたから起こった「主体的変化」です。なので、この上昇は自分の中で驚きなく受け入れることができています。

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次の「模索的変化」も自らの行為によって導かれるモノです。

2年前から現在に至るまで、多くの人が生きる「あり方」を整えていくことのできるような取り組みを実践してきました。

「多様性」を浅い言葉としての理解ではなく、本気で実践していくためにはどんな「あり方」でいるべきなんだろうと日々悩みながらいまここに至っています。

2020年から大きく減った性質の「自我」「信念」がまさにですね。自分の中での信念は持ち続けていると断言できます。ただ「自分の信念を押し付ける行為」になっていないかは、常に悩みながら思考錯誤を繰り返しているのが現状です。

まだ、このテーマについての「自分なりの答え」は見出せていません。様々な角度から思考し、自分のバイアスや固定観念を見つめ、違った視点からの思考実験を繰り返す、そんな試行錯誤の最中です。だからこそ、数値として「自我」「信念」が下がったのであろうことも見てとれます。

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最後の「影響的変化」はなかなか厄介なヤツです。

今回の資質の変化ではコレだと思うものは出てきませんでしたが、おそらく2020年からさらに数年前にストレングスファインダーを受けていたら、その変化で気づくことがあったと思う変化の種類です。

影響的変化は自分の行為によるモノではありません。他者の行為・社会の空気など、自分を取り巻く環境によって巻き起こされるモノです。この変化は「気づけば起こっている」ことが多いです。しかも「気づくことがそもそも難しい」性質すら持っています。

もちろん、悪い影響ばかりではありません。前向きな人たちに囲まれる環境に身を置いた結果、自然と自分も影響されて前向きになったという経験をしたことのある人もいるでしょう。コレだって影響的変化の一つです。

ただ、「影響的変化」は自分で気づくことが難しいので、その変化をどう受け止めるのかも自己決定することが難しいのです。そのままでいいのか、変えるのか、もっと加速させるのか、その判断が自らできる状態が健全だと思うのです。

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そんな「3つの変化」が存在することに気づいたのも、過去と現在の比較によって見出した概念です。この3つの変化を捉えられると、次の未来に向けて「主体的に変える」「まだ模索する」といった次の打ち手を考える材料になるのです。この気づきは大きいですよね。


▶︎06.どんな診断ツールも「いま」しか切り取れない。


今回ストレングスファインダーを使ってみて、以前から感じていたことに確信を持ちました。

それは、どんな診断ツールであっても切り取ることができるのは「いま」であって、一度の診断で「変化」を捉えることはできない。ということです。

診断できる「いま」とは自分の思考や行為です。しかし、その思考や行為に至る背景は分かりません。自分からアウトプットされたモノにある背景や意志は全スルーなのが診断ツールです。

だから、ストレングスファインダーで出てくるような「強み」として挙げられる項目が、「昔から変わらずに持ち続けている自分の普遍的な資質」なのか、「その時期だけ特に出ている流動的な資質」なのかは分からないのです。これは時間の経過から観察しないと分かりません。

なら、診断ツールを使うことは適切ではないの?と言えばそんなことはありません。特に僕が人体実験をしてみたように一定の間隔を空けて同じツールで診断してみることによる気づきは、メチャクチャ大きいのです。

診断ツールは「固定した軸」から自分を見てくれます。2020年に診断したときと2022年に診断したときと、同じ軸から自分を見てくれます。だからこそ比較ができるし、変化も捉えやすくなるのです。

人間相手だと、ここまで固定化した軸での比較はできませんよね。もし一人の人に僕を診断してもらうとしたとして、その期間が2年空いていたとしたら、僕も2年あれば変化しますが相手も同じく2年あれば変化するのです。時間の流れはどの人間にも平等です。だからこそ僕たちは常に並走している状態です。しかし並走だからこそ「変化を測る」ことは難易度が高まるのです。

診断ツールの軸は必ずしも正しいとは言えません。診断ツールの軸は、あくまでも「人間を見る解釈の一つ」でしかありません。だから、「正確だ!」とか言われると眉唾なのです。でも、「正しいor間違っている」という議論はあまり意味がなくて、それよりも「一つの解釈の軸」から自分を見てくれることに意味があるのです。

だからこそ、いま世の中にある自己分析系のツールを提供している方が、もしこの記事を読んだなら、以下の2つをぜひ意識して自分たちのサービスに取り入れてほしいと思うのです。

・同じ診断軸で「定期的な診断」を勧める
・「変化」と「普遍」の両方から得た気づきを体系化する

これが分かるようになると「自己分析」って一段上のステージに突入する気がするんですよね。もちろんめっちゃ時間のかかることなので容易ならざる取り組みだとは思います。しかし「ユーザーと長期的な関係性をつくる」という状態に近づくので、考え方によってはアリじゃないの?とも妄想します。もしかしたら既にそんなサービスが世の中にあって、僕が知らないだけかもしれませんけどね。


▶︎07.自分像の捉え方


と、今回はストレングスファインダーを使ってみた結果から自己紹介をアホみたいな長文で書き連ねてみました。自己紹介というよりは自分の思考のベースにあるモノを紹介した感覚ですね。

しかし、自分の姿は何もストレングスファインダーのような診断ツールだけで捉えるモノではないと思っています。

診断ツールは体系化・類型化といった相対的なアプローチとなるモノです。一方で自分には自分にしかない文脈があります。外から見た自分と内から見た自分の両方があってこそ、その両者を往復する中で「自分」が確固たる存在になっていくのだと思います。

「外から見た自分」と「内から見た自分」の両方を見る


「内から見た自分」については過去にいくつか投稿しています。ここまで読んでいただいてまだ体力が有り余っているようなら、他の記事も覗いてみてください。


▶︎08.自己紹介だったのか、何だったのか


基本的に、物事に対する向き合い方は終始こんな具合です。しかしこのアウトプットは「まず気になったからやってみる」によって生まれたモノです。

気になったらやってみる。人体実験も厭わない。体当たり的にココロとカラダで体感してみて、その結果をアタマでこねくり回して整理する。そんな実践と思考のプロセスだと思ってください。

普通は思考→実践なのかもしれません。僕の場合は実践→思考が基本です。もちろん思考の先には次の実践があるのですが、まず自分の体で体感できることから始めてみて、その後で体系化するプロセスを経ています。

提供された情報、世の中にある情報だけでなく、ちょっと違う使い方をしてみた時に何が見えてくるのかを考える。そのさきに「面白い」の世界があると思うんですよね。この考え方が「面白い」と思ってくれる方、お友だちになっていただけるとメッチャ嬉しいです。よろしくお願いします。

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