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マーベルズ(2023)

ニア・ダコスタ監督の「マーベルズ」を観た。

アベンジャーズ最強ヒーロー"キャプテン・マーベル"との過去の因縁から復讐を誓う敵が現れる。その狙いは、キャプテン・マーベルのせいで(?)滅亡寸前になった自分の星を救うため、他の星を滅ぼしてでも全てのエネルギーや資源をわが星に集める事だった。

もちろん、他の星を守る側に立つキャプテン・マーベルは敵に戦いを挑むのだが、そんな時に限って、彼女を家族のように慕う敏腕エージェント〈モニカ・ランボー〉と彼女に憧れるアベンジャーズオタクの高校生ヒーロー〈ミズ・マーベル〉と3人がパワーを使う度に入れ替わる謎の現象が発生してしまう。

というわけで、ドラマシリーズ「ミズ・マーベル」の最終話ラストシーンの続きとして本作はスタートする。

最近のMCU映画がいまひとつノレない原因のひとつは、 過去の映画のみならずDisney+ のドラマシリーズまで網羅していないとわからない部分があることだと思いますが、本作も"見ていなくても大丈夫"なように頑張っていますが、登場人物のバックボーンを知っているのと知らないのではかなり印象が変わる作品だと思います。

今回の敵は、あの無敵のキャプテン・マーベルと互角に戦っている割には、なんだかスケールが小さく見えてしまうのが残念。物語全体もこじんまりしています。ただ、最近のMCU作品が2時間半とか長尺になりすぎていた中で、1時間45分とコンパクトな娯楽作品としてまとめた手腕はなかなか見事かと。

3人の入れ替わりの面白さは予告編からの想定の範囲内ながらとても楽しく、想像を遥かに超えるネコちゃん大活躍にはビックリしました。

【ネタバレ】
けど、脱出ポッドが少なすぎて従業員を非難させられないという設定には無理があるのではないかと。ネコちゃん大活躍のためのご都合設定じゃん!って引っかかりました。
【以上、ネタバレ終わり】

常に一人で戦ってきた"孤高の戦士"キャプテン・マーベルが仲間とチームを結成するという、ちょっといい話。キャプテン・マーベルの大ファンのミズ・マーベルがとてもキュートで、いい味出してます。

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